表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界の謳  作者: 蒼猫
11/23

動く影



4人はその後も好きな物を食べ一頻り満足するとそれぞれ気になる所に行こうとなり明日の朝食堂に集合と決め解散となった


ラオは武器の整備に必要な道具を買いに街をぶらついていると小さい滝のある広場に行き着く


ラオ「へぇ、こんな所もあるんだな。」


少し滝のそばで休憩しているとまた精霊の声が聞こえた



…………きて………………きて………



………………森の奥……………待ってる………




………………助けて………………仲間が………………………



ラオは切なげに話す精霊の声に真剣な表情をするとその気配のする森に向かって行った。



森の奥に行くにつれ段々と瘴気が漂っている事に気づき眉を潜める



ラオ「精霊樹の気配がねぇ、、、おかしい」


ラオには生まれた時から精霊と意志を通わせ精霊樹を活性化させる力を持っていた


精霊の声と気配を頼りに突き進むと錆びた剣が突き刺さり、そこから瘴気が溢れていて周りの植物も枯れ酷い状態になっており


ラオ「これは、、、やるしかねぇか」



ラオは瘴気の原因み見つけると睨みつけ手をかざした



(フォンフォンフォン)


ラオの手から白い光が伸び錆びた剣を包み込むと強く輝きその剣はゆっくり消滅した



ラオ「くっ、、、ケホッ、、ふぅっ、よし、、、、今力をやるからな。」


瘴気が薄れるのを確認するとゆっくり精霊樹に近寄り手を当て、目を閉じるとラオの身体は白い光に包まれそのまま精霊樹を包み込む


ラオ「ふぅっ、、、、ハアッ、、、、、よし、、、もう、大丈夫っ、、、」



自身を包み込んでいた光が精霊樹に溶け込むと精霊樹は息を吹き返し周りの瘴気を消し飛ばし周りの草木達が戻り元の美しい姿になった、ラオは体力を消耗し精霊樹に寄りかかる様に眠りについてしまった




………………………………………………


(精霊樹を封印していた瘴気が解かれたようだ)



(まさか光の加護を持ったものが目覚めたと言うのか?)



(うむ、まだ確定した訳では無いだが、警戒しておくとしよう。)



(他の精霊樹の周りに魔物をまいて置くのだ、瘴気で凶暴化するだろう)


(承知致しました。)





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ