各勢力解説:魔道・天魔神教
『魔道』
天魔神教
天魔神教
本拠地・新疆 十万大山
開祖・始天魔
神物・聖火、天魔剣
代表武功:天魔神功・阿修羅破天・素手魔功・血手魔功・吸星大法
教徒は『神教』と呼び、正派においては『魔教』と呼ばれる。魔気を根源とした『魔功』を扱う。中国では拝火教と呼ばれる、ゾロアスター教の影響を受けた宗教団体で【聖火】と【天魔】を崇める。
天魔神教は、中原武林であらぬ濡れ衣を着せられ、逃亡した者が始天魔の下へ集ったことから始まった。そのため、報復の意味でも、豊かな地を求める意味でも中原征服を宿願としている。
ただ作品によっては、天魔神教内に十二大世家と呼ばれる名門がある作品もある。
『強者尊』を教理としており、最も強いものが教主の座に就く。教主となる者が始天魔の血を引く者であれば、聖火に選ばれた『神女』を娶ることが多い。そうでない場合は、天魔の血を引く者を娶り血統を保つ。
『強者尊』の教理の通り、強さで序列を定めている。魔功を習得した者は魔人と呼ばれ、魔人の中でも特に強いものは魔頭と呼ばれることがある。
作品によっては悪の化身のように語られることが多いが、別の作品では極悪な魔人は一部だけであり、ほとんどは平凡な教徒であるとされる。
正派においては絶対的な悪であり、魔人であるというだけで『粛清』の二文字が出るほど。ただ作品によって、完全に断絶しており絶交状態であるモノと、程々の取り決めはできる程度に話が通じる場合がある。
完全に断絶している作品では、天魔はRPGのラスボスのように語られ、正派の達人が総出で挑戦する。
どのような作品であっても、天魔神教教祖あるいは天魔神教太上教祖が【天下第一人】と称されることが多い。
同時に天魔神教教祖の座に就いた者だけが習得できる【天魔神功】は、武林の歴史上においてもあらゆる神功絶学を押しのけ、最も高い武学とされる。