各勢力解説:邪派+皇宮
『邪派』
緑林塞
・緑林塞
山林に存在する山塞(砦の跡地)を拠点とする山賊の連盟
本拠地・なし
代表武功:なし
山々を自らの領域とし、そこを通過する旅人や商人から通行料を徴収したり、略奪することで金銭を得ている。
基本的に多くの山塞の連盟であり、多くの作品で『賊林○○塞』あるいは『緑林○○塞』と呼ばれる。○○には、十八や七十二などの数字が入り、これも作品で異なる。
基本的に三流以下の雑魚しかいないが、塞主や総塞主と呼ばれる緑林塞連盟の首長は天下百大達人に数えられることがある。
特に緑林総塞主は、作品によって天下十大達人に列されている時もある。
所属している者は食い詰めた農民や官軍からの脱走兵も多い。
『邪派』
水路塞
・水路塞
長江を支配する水賊と湖賊の連盟
本拠地・なし(作品によっては洞庭湖)
代表武功:なし(強いて言うのであれば水功が得意)
長江の各地に存在する水塞を支配し、そこを通過する商船や客船から通行料を徴収したり、略奪することで金銭を得ている。
基本的に多くの水塞が連なる連盟であるという点は緑林と同じ。しかし多くの作品において総塞主は洞庭湖を拠点とし、別号として『洞庭龍王』と呼ばれることが多い。日本人は音だけで聞くと少し笑える。
こちらの水路塞の総塞主も作品によって天下十大達人に列されている時もある。
そうでなくとも水功であれば天下一と称されることが多い。
『邪派』
下汚門
・下汚門(かごもん、かおもん、げおもん、はおもん)
社会的地位の低い者が結成して組織された情報機関
本拠地・なし
神物・酒令具
代表武功・なし
盗人、妓女(娼婦)、破落戸などの社会的地位の低い者が結集して作られた門派。
その性質は作品によって異なり、結束力が低く雑輩の集まりであるような場合と、結束力がとても強く与えられた恩怨を決して忘れない硬骨さを持つ場合がある。
門派の首長は下汚門主と呼ばれるが、こちらも作品によっては存在しない場合や複数人存在する場合がある。
丐幇と競争関係にあることも多い。
その財源は情報機関としての収入の他、酒楼や賭場を管理して得ている収入も存在する。
『皇宮』
皇宮
皇宮
皇帝の住む後宮を管理する宦官
本拠地・皇宮
代表武功・葵花寶典
作品によって宦官が武功を習得している場合がある。
代表武功である葵花寶典は金庸の作品に登場する武功。
去勢する必要があるほどの極陰武功ながらも、天下第一とも称されるほどの絶世武功であったとされる。
皇宮勢力が登場する作品自体が少ないので、これ以上特徴を捉えることは難しい。




