別視点【槐 レイ】
ん~なんでか主人公とは別視点になってしまったし、レイの様子がおかしい…どうしてこうなったか作者にもわかりません。
ライカ(レイ)の配信をとばしてあるのは仕様です。やっぱり初見は初配信がいいよね!!
そして、こんな時間になってしまった理由ですが…寝ていました!ごめんなさい!!
推しの配信観てると何故か寝ちゃうんだ←推しのせいにするグズ
2020年11月28日
「嫌われる…絶対、嫌われる」
配信を終えた私は何時ものエンドカードを遠目に眺めながらベッドにたおれこむ。
あぁ、なんでこうなったのかな。
今まで紫苑にはいろんな私をみせてきた。
それこそ、他人にみせたら普通は避けられる様な部分も…それでも、紫苑は何でも受け入れてくれる。
それは優しいからというよりは、私の向ける感情の重さにきずいてない…又は特に気にしていないからなんだと思う。
「まぁ、そういう所もわかってて好きなんだけどさ。」
でも、今回の感情は違う。これは完全に紫苑に不利益をもたらす感情だ。
今までも、多少嫉妬や独占欲をみせてきたが、まだ軽いものばかりだ。だから許されてたのに。
…嫌われるのはまだ対処できるでも、本気で拒絶されたら私にはなにもできない。
リスナーの皆は、ライカの感情の重さを知っていて私をみてくれる。まぁ当たり前だろうライカを嫌いな人はリスナーなんてしない。
それにリスナーからみたらライバーの私事情なんてエンターテイメントのひとつだ。他人ごとなら笑っていられる。
それは悪い事じゃない。だって私はそんな反応を望んでライバーになったから。
「…でも!いくらなんでも今回の件で草生やすのは違うじゃん!!」
運営に許可を貰って4期生の内の一人が紫苑だという事実をメン限で話した。
皆は最初こそ困惑したり驚いたりしていたもののライカの話が悲惨になっていくにつれ笑ったり、紫苑の心配をしだすのだ。
こっちは死活問題なんだよ!?
運営によると4期生が初配信をするまでは、イニシャルSに関する事や私が1期生であるという事は紫苑に伝わらないようにしてくれてるらしい。でも、その後は時間の問題……。
「うぅ~にゃぁぁ~~!!」
我ながら汚い声がでた…リスナーには聴かせられないな。
うん、叫んだら少し気分が晴れた。よし!もし拒絶されても大丈夫なように色々と準備しとこ!!
どうせ私は紫苑に離されたら終わりなんだもん。せめて精一杯足掻く!!
まだ昼前、いまだ夢の中にいる幼馴染みを画面越しに眺めながらレイは頭を悩ませる。
新しく感想コメントや質問コメント、応援コメントをくださった読者の皆様本当にありがとうございます。語彙力と文章力と想像力の死滅している作者ですが、これからも頑張っていけます。
ありがとうございます!!