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遥かへ

作者: タマネギ

言葉で吐き出すというのは、

幸せなことです。

だけど、何から何まで、

吐き出せるのかというと、

ダメです、考えてしまいます。


そう考えている時点で、

殻から出られなくなっています。

死ぬまでに出られる人は、

そう多くはないのです。

心の脱皮も、命がけてす。


ただの親切なら、

欲しくないなんて、ごめん。

何もかも、言葉で吐き出せる、

そんな自分が欲しいのです、いや、

そんな自分が怖いのです。ほんとは。


遥か、彼方にいる人々は、

今晩、どこでどうしていますか。

身近な人のために、

私がしっかりしないといけないなんて、

寂しい夜空、見上げたりしてませんか。


高層ビルの建ち並ぶ海辺で、

言葉で吐き出せる自分を思てみました。

馬鹿馬鹿しいと、笑う人がいたり、

その通りと、心を震わせる人もいて、

詩の朗読でも、色々な目があるものです。


言葉で吐き出す直前の、

押しつぶされそうになったときの、

もう無理だと消滅するときの、

最後の最後の心の裏側は、

脱皮できずに、傷だらけなのです。


幸せなことてす。

自分の言葉で吐き出すなんて、

そうそう、できることではない。

身近な人のためを思うなら、

一人だけでしっかりしてはだめです。


そのときはよくても、

すぐにどうしようもなくなります。

自分の言葉で吐き出すとしても、

自分だけがしっかりしそうなら、

誰かの心が脱皮できずに死にかけています。


心が死んでしまったら、

言葉ではないことで、

吐き出すようになるのです。

そうなれば、ほんとに死んでもらうしか、

ないようになるので、気をつけて下さいね。

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