Story7 ガジル様死す デュエルスタンバイ
少しずつ、奴の雷を集める。あと二分稼ぎたい。
「こんなもんか?はぁ、はぁ」
「意外と息上がってるじゃねえか。これは勝てるぞ」
フラグ立てとけ。俺には最強の・・・。これは言わないのが賢明だな。
来たか。よし。解析。ついでに習得も。
「それじゃ。俺のターンだ。炎舞!」
「やらせるか。Կայծակնային վահան(雷の盾)」
ワルツっていうのは円舞曲に合わせて踊るダンス。それのもとはヴェラーっていう。だけど西洋では、男女の接近が多い故汚いものとして禁止されたのよ。のちそれは解消されて、最初に公の場で踊られたのは、ウィーン会議。その後は、ウィンナ・ワルツと親しまれたんだってさ。
何でそんなもん知ってるんだって?引き籠ってる間にネットサーフィンしてたら覚えた。
ああ、いいもの思いついた。
「炎舞、炎舞」
「お前、さっきから何を狙っていやがる。」
「さあね」
「そうか。俺もそろそろじれったい。決着をつけようじゃないか」
「いいね」
「Հագեք ամպրոպ: Ամպրոպ առյուծ(雷に穿たれよ。雷獅子)っ!」
「炎舞桜乱っ!」
「ガァァァァァァ」
「・・・」
俺の炎舞は、文字違いの円舞なんだ。炎舞は、周りながら、炎属性を付与して斬りつける技だ。炎舞桜乱は、炎桜が乱れ舞うように斬る。多分攻撃力上がってるんじゃないかな。
新技はその場で思いついてる。結界も使わないとね。
「空槍っ!」
「Մեղքերը մեղքերի համար: Ամպրոպ(雷のもとに、罪を償え。雷審)」
「熾烈炎陽」
「Նա, ով առաջարկում է որոտել Աստծուն: Բացահայտեք այն: Ցնցված(雷神に供する者よ。顕現せよ。千鳥)」
「炎失」
「Որդի՛ր Աստծուն: Պատիժ մեղավորների համար: Դա նաև առաջացնում է բնական աղետներ և դրսևորում է դրանք: Ամպրոպ աստված:(雷神よ。罪人に天罰を。天災をも巻き起こし顕現し給う。雷神)」
お互いに斬り合いつつも魔法は使い続ける。軽くつっかえる。おお、来たな。鑑定結果は奴の魔法は、神雷魔法、雷の取得。神雷に対抗してる炎魔法すげえな。
えっとここで問題。俺らは二人で神類の召喚をしているわけです。えっとめっちゃ喧嘩中です。俺はどうしたでしょう。チクタクチクタクチクタク・・・チン。正解は、結界で二匹を密閉。鑑定。出ようとするけど、俺と奴との魔力供給が絶たれたから弱い。それを眺めるガジルさん。胴がら空きよ。
「Ֆլեյմի ամպրոպ(炎雷一閃)」
「アガァァァァァ・・・」
ガジルさん。ごめんな。手を合わせた俺の前で頭と胴体がズルリと離れる。当然返り血を浴びる。納刀。カチンという音とともに、後ずさる音。残念だが逃がさない。
「Մրցավարի որոտը(審判の雷)」
「ギャァァァァァァアアア」「グギャァァ」
こうして、オークの乱は幕を下ろしましたとさ。めでたくないめでたくない。




