Story6 ガジル様到来
遠足中です。ボッチとか言った其処のお前、やめとけ?
三時間以上かかった道のりは、オークが野営地として使っていると思われるそこで止められる。少し離れたところにログハウスをかりおく。三時間なのは結界を途中に使ったから。五十キロ弱にしては早いと思う。
それでだ。今日は面倒だから、モニタリングしておく。奴らの行動範囲に入ったら、ログハウスをしまって迎撃。なんでこんなことするかは後ほどで。
奴らが動き出したのは二時間後。俺が寝かけてたら、俺の結界センサーにひっかる奴が出てきた。すぐさまログを仕舞い込み、迎撃態勢をつくる。手始めに、軍団の後ろにいたオークを串刺しにする。
その後は隠密を駆使し斬りつける。
「炎舞」
・・・十分後・・・
これで大抵は、狩ったと思う。あと数個の気配。その中でもひときわデカい気配に向かう。
「おうおう、派手にやってくれるね。あんちゃん。」
「生憎だね。お前に返す言葉を持ち合わせていなくてね」
「おう。威勢がいいね。それじゃ殺るか」
すぐに見つけたそいつは、丸々と太ったオークだが、首には人のものであろう頭蓋骨の首飾りをかけている。
「その前に、お前の名は?」
「俺は豚人将軍のガジル様だ」
「そうか」
「お前も名乗れ」
「そうだな。俺の名は柊 冬也。お前に地獄を見せるものさ」
「威勢がいいガキは元気だな。それじゃ、お手並み拝見だ」
空気がピリついていく。温度が二度下がる感じだ。
「結界、纏」
「Որդի՛ր Աստծուն: Արի: Ես ձեզ եմ կանչում: Սարդը թարթող լույս է: Ինձ ուժ տվեք: Աղոթք աստվածներին: Թափահարեք երկիրը `որպես մրցավարի կայծակ:(雷神よ。来たれり。我は麒麟を呼び給う。汝は切り裂く閃光なり。我に力を。神々に祈りを。審判の雷となりて、この地を震わせよ。)」
いや、お前魔法使えるのかよ。とにかく、こっちは炎魔法で対抗しよう。抜刀する。結界は魔法が来たら、すぐ鑑定しておくれ。
「Հագնել」
お前何語しゃっべってんだよ。
「わっ!やっべ!」
雷落ちてくる。すごい勢いで。
「ッチ!結界。防御展開。梱包鑑定」
「そんなんで守れたら苦労しねえよ」
「防御じゃねぇ。コピーさ。」
さて。合戦だ。




