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story25 顕現せよ、比類なき神類

 「今日は何するんだ?」

 「最近お前は取得した魔法を行使してるが結界の応用はしてないだろ?ちょっと防御の訓練をしようと思ってな」

 「お前は突く、俺は守るってことか、了解」

 「それじゃ、やるぞ」

 「おう」


 そうするとまた、渦潮のように水のような何かがクリックの周りに渦巻く。

 俺は結界を、壁に置き換える。


 「刮目せよ、バビロン守りし英傑の壁。マルドゥクの使い聖獣(シルシュ)走りし草原はイシュタル統べる門となる。顕現せよ『バビロンの城壁』!!」 

 「凝視せよ。王の統べし海原は神をも砕く。神の使いとて三柱なりや、(ヴェルデ)は、(ロージュ)にとるに足る。顕現せよ『蒼乱の謳姫(トライア戦争)』!!」


 魔力を集中させ俺を中心に城壁がせり上がる。

 城壁が建ち、魔力障壁がドーム状に張り廻らだれる。

 これが今俺の出せる最大限の防御魔法。


 「イフリート、お前は絶対に前に出るな」

 「そりゃぁ今回は同意するぜ、引っ込まさせてもらう」

 「ラムゥ、シヴァ。お前らが今回要だ。ただ指示通り動いてくれよ」

 「「わかった」わ」

 

 クリックは、魔力の放流が起き槍先端に収束する。

 だが俺の危惧するモノは、クリックの言ったトライア戦争。

 これは、トライア国の王が城壁を建てたときの報酬を踏み倒したことが発端。

 城壁にめっぽう強い可能性がある。

 ついでにクリックの槍は三叉。そう伝説の三叉の矛である。

 そんな俺の思考を知ってかクリックは地面を蹴る。

 

 「はぁぁぁぁぁぁアアアああぁあああァァアアぁぁあああ!」

 「ふぅー、来い!!」


 強固な面は刺すような一点に集中した力に弱い。

 が、面が張っていなければいいだけの話なのだ。


 「シッシッシッ!」

 「ッフン!!」「ッムン!」「ッハ!」


 跳躍したクリックの下段に向かっての三連突き。

 それを、もろに喰らって壁に亀裂が入り割れる。

 が、そこに間髪入れず、神獣の吐息(ブレス)や、通常攻撃が襲う。


 「こっからが本番だよ生徒君?」

 「よく言うぜクリックの教官(サー)」 

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