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story24 白豹ーマカナ

 ()を駆け、障壁をくぐり、クッリクに迫るのは、青白い雷だった。

 そしてそれは、クリックを貫き失神を起こしてもおかしくはなかった。

 ・・・が、


 「サブウェポンッ!」


 直撃のコンマ数秒前、()()は何かによって防がれた。


 「これを使うとは思わなかったろう?」

 「・・・へぇ~」


 雷撃を防いだ()()は、いわゆる重盾(ヘビィシールド)だった。


 ****


 必勝を狙った一撃だったそれは、思わぬ事態となる。

 重盾(ヘビィシールド)を地面に刺し、電気を地面に分散。性質をよく理解したものだ。


 「『解』」


 まず覚醒状態の刀を納め、魔力を練る。海は消え、水もはけている。

 

 「ラムゥ、シヴァ頼むからケンカしないでくれよ」

 「主が言うのだ、頑張ろう」

 「まあ、わかったわ」

 「ほんとか?まあいいや『白豹刀・ジャガーの戦士(マカナ)』」


 その劍は、黒曜石のように澄んだ黒で、それを覆うように、雪のような靄が降り、刀との間にスパークしている。


 「まだ覚醒するのかよ・・・うんざりだ」

 「こっちもなんでまだやれるか不思議だ」


 まず牽制をかけるように、動いたのは俺だった。

 地面に刀を刺し、

 

 「『駆ける氷豹(アイスダッシュ)』」

 

 生き物が地を駆けるようにクリックに向かって、氷塊が進む。

 

 「『反射吸収(リフレイン)』」

 

 簡単には効かない・・・のはわかっていた。


 「『豹の戦士団(オセロメー)』ッ!」

 「『槍乱翠嵐(アラシノヤリ)』ッ!」


 クリックの、重盾と槍を持つその姿は、槍盾戦士(ランサー)と呼ぶに相応しいものだった。


 「相性は最悪か・・・『雷の流星(シューティングスター)』」

 「『金剛石を穿つ水(ダイアモンドブラスト)』」

 「『黒炎王(フレイヤ・キング)』、『雷の一蹴(ロックサンダー)』」

 「『衝撃返還(パワーガード)』」

 「『氷炎雷の体術(オールアタッカー)』」

 「『津波(ツナミ)』」


 ここまでの連撃で、魔力が尽きそうになってきた。次が最後の攻撃。


 「『炎刀・阿修羅(アシュラ)』、『阿修羅王(アシュラオウ)』」

 「『Godուր Աստծո, արի: Ձեր երեխային հզորացրեք ձեր ուժերով: Եվ մենք հանձնվելու ենք ձեզ համար:(水神よ、来たれり。汝の力を持って小生に力を与えよ。さすれば汝のためをもって切り伏せよう。)』」

 

 一応室内であるため、風は基本起きないはずであるのだが、二人の間に風が流れる。


 「『炎舞桜乱(ウィンナワルツ)()烈火煉滅(フレイムタン)|・改』ッッ!」

 「『水神のしもべ(ドラゴンブラスト)』ッッ!」


 そうして二人の技は、


 









 お互いの腹を深く刺していた。

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