story23 ラムゥ
『阿修羅王』は、炎刀を七振りに増やし、その内、六振りが、空中に浮遊する形となっている。コントロールは俺。補助にイフリート。
深紅に燃え盛る刀を、炎属性の『炎舞桜乱』を繰り出すが、普通にやっては折角、増やした刀も意味をなさない。
だから、『炎舞桜乱・烈火煉滅』で、『炎舞桜乱』×七倍で攻撃をする。
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予想外の攻撃にさすがのクリックも毒づかずにはいられなかった。
「ハッ!バケモンかよ・・・」
「残念だったなバケモンで!」
「あっさり負けると思ってるのか?」
「・・・んにゃ」
気持ち悪い反応だなと思うクリックだった。
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そして俺はというと、クッリクの水壁を見て違和感を感じる。
「お前らしくねえ戦闘スタイルだな」
「・・・・どうだろうな」
「やっぱりな、守りに徹するのはお前は苦手らしい」
「ッ!・・・・だからなんだ・・」
明らかな動揺の声。
「ラムゥ行くよ」
「よかろう、我が、神槌を下してやろう」
「おうよ!『雷刀・三日月宗近』」
「まだ隠し種あんのかよ・・・」
それは呆けた声か、
「『雷鳴・雷槍雷打』」
「『嵐風乱翔ッッ!』」
はたまた反撃か、
武技、『雷鳴・雷槍雷打』は、雷刀をラムゥに任せ、俺自身は、雷のバフを施して格闘に持ちかけるというもの。その間、雷刀は、雷弾を射出する。
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どんなか隠し玉が来るかと身構えると同時に、水壁を補うように、竜巻柱を生成する。
「(これでさすがにもう安泰だろう)」
「これでもう大丈夫だと思ってるのか?」
「ッ!・・・お前ホント気持ち悪いな」
「お褒め戴きありがとさん」
「はぁ~・・・」
「いくぜッ!」
障壁に雷弾が当たる感覚がする。あと打撃。・・・ん?打撃?
クッリクは、咄嗟に魔法を発動する。
「『大海原ッ!』」
「苦し紛れなのが見え見えだぞ、『雷岩衝撃』ッ!」
「ッッッッッッ!」
海を駆け、障壁をくぐり、クッリクに迫るのは、青白い雷だった。




