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story23 ラムゥ

 『阿修羅王(アシュラオウ)』は、炎刀を七振りに増やし、その内、六振りが、空中に浮遊する形となっている。コントロールは俺。補助にイフリート。

 深紅に燃え盛る刀を、炎属性の『炎舞桜乱(ウィンナ・ワルツ)』を繰り出すが、普通にやっては折角、()()()()刀も意味をなさない。

 だから、『炎舞桜乱(ウィンナワルツ)()烈火煉滅(フレイムタン)』で、『炎舞桜乱(ウィンナワルツ)』×七倍で攻撃をする。


 ****


 予想外の攻撃にさすがのクリックも毒づかずにはいられなかった。

 

 「ハッ!バケモンかよ・・・」

 「残念だったなバケモンで!」

 「あっさり負けると思ってるのか?」

 「・・・んにゃ」


 気持ち悪い反応だなと思うクリックだった。

 

 ****


 そして俺はというと、クッリクの水壁を見て違和感を感じる。


 「お前らしくねえ戦闘スタイルだな」

 「・・・・どうだろうな」

 「やっぱりな、守りに徹するのはお前は苦手らしい」

 「ッ!・・・・だからなんだ・・」


 明らかな動揺の声。


 「ラムゥ行くよ」

 「よかろう、我が、神槌を下してやろう」

 「おうよ!『雷刀・三日月宗近(ミカヅキムネチカ)』」

 「まだ隠し種あんのかよ・・・」


 それは呆けた声か、


 「『雷鳴・雷槍雷打(サンダーバルキリー)』」

 「『嵐風乱翔(タイフーン)ッッ!』」


 はたまた反撃か、


 武技(ウェポンスキル)、『雷鳴・雷槍雷打(サンダーバルキリー)』は、雷刀をラムゥに任せ、俺自身は、雷のバフを施して格闘に持ちかけるというもの。その間、雷刀は、雷弾を射出する。


 ****


 どんなか隠し玉が来るかと身構えると同時に、水壁を補うように、竜巻柱を生成する。


 「(これでさすがにもう安泰だろう)」

 「これでもう大丈夫だと思ってるのか?」

 「ッ!・・・お前ホント気持ち悪いな」

 「お褒め戴きありがとさん」

 「はぁ~・・・」

 「いくぜッ!」

 

 障壁に雷弾が当たる感覚がする。あと打撃。・・・ん?()()

 クッリクは、咄嗟に魔法を発動する。


 「『大海原(エパー・コースト)ッ!』」

 「苦し紛れなのが見え見えだぞ、『雷岩衝撃(ロック・スタンガン)』ッ!」

 「ッッッッッッ!」


 ()を駆け、障壁をくぐり、クッリクに迫るのは、青白い雷だった。

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