Story20 訓練 一
真面目に頑張ると宣言したは良いのですが、すでにそれが一週間前であることに気づいた今日この頃。
別にサボっているわけではないんですが、忙しいのです。受験生は(言い訳)。
闘技場等の出来事はもはや一昨日の昨日。迎えた今日はそれはそれはビックイベントが・・・あるわけでもなく、純粋に冬也の修行に向かう日であるだけだ。
隣町まで行くのかなと思っていた冬也は、余りの近さに驚いた。なぜならそれは、昨日も一昨日もそのまた昨日も通っているギルドの修練場だからである。
シオンに紹介されたのは、なんとクリックと呼ばれる男であった。
「今からあなたの訓練の監督をするクリックだ。」
「おう、よろしく。俺はトーヤ。」
「ああ、それじゃあ早速始めよう」
「ああ、よろしく頼む」
「まず、何でもいいが魔法一つの純粋な魔力を具現化してほしい」
「ああ・・・」
~数十分後~
「ねえ、クリック?これどうやるの?」
「急にタメかよ。・・・まあいい。右手をかざして魔力の流れを感じる。それを右手に少しずつ収束させていく。それを、五指から掌のほうに集めていく。・・・そうだ。それを少しずつ大きくするイメージだ」
「でけた。」
「・・・見ればわかる。それじゃあ次に行く。ここで今お前が出している炎属性を持ったものを召喚しろ。結界は張る」
「結界は俺の専門分野だから問題なし。分身」
なぜか当然の如く分身し、そいつに結界を五重に張る。その中にいるのは冬也のみ。
「『炎魔』出したぞ」
「そのまんま戦え」
「さらっと物騒なこと言うなぁ」
「他属性の魔法は使うな」
「何となく予想ついてきた」
イフリート君がぶつくさ言ってるけどスルーだな。魔法が封じ込められた。なので、刀を抜く。すぐに地面を蹴り、距離を縮める。イフリートは地面を殴る。それに合わせ殴った方向に地面から炎が噴き出る。すぐサイドステップで回避。そのまま距離を着実に詰めていく。
「岩槍、空槍」
岩槍は効いてないようだけど、空槍は効いているっぽい。魔力の塊なのか、物理の打撃は効かない様子。斬撃は・・・効いている様子だ。打撃は効かないのだけど?
なんで?




