表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
引き籠りニートとボッチの、異世界を駆けるお話。  作者: 三上 空
二人の主人公
14/28

Story13 暗殺者と覚醒するもう一人の勇者

【・・・・3、2、1、はじめ】

 

 無機質のアナウンスがゴングを鳴らす。明が地面を蹴り手にしていたのは、ナイフ二丁。刃渡りはこちらのほうが長いが、警戒は緩めてはならない。来たのに合わせて、流す。翔には、冬也ほどの応用力は無い。なので、手数。勢い。地に足のついた乱撃をする。


 「そっちが数学の天才なら、体操全国一位、なめんじゃねぇぇぇっ!」

 「ッ!」


 明はナイフを扱いきれていない。逆手で()()()()()()()でしかない。重みがない。魔法特価な明が翔に肉弾戦で戦うのは、器用貧乏があるから。大成はできない(自分の物に出来ない)が、器用に万遍なく(コピーして)立ち回るのは得意だ。だから魔法は使いたくないのだろう。


 「行こうか。Սառույց, դրեք այդ ուժը բերանի մեջ և դառնաք իմ կերակուրը: Սառցե բերան(氷よ、その力を刃に込めて我の糧となれ。氷纏刃)」

 「君は魔法が使えないと思っていたんだけどな。()()()は本当に規格外だ。最初に殺るべき(やるべき)だったね。」

 「「デトネーション」」

 「なんで君が爆裂を使うのかな?」

 「動体視力向上。あとは口を見て、同時に近い形で詠唱する」

 「・・・おしゃべりはここまでにしようかな」

 「同感だ」


 魔法を混ぜた明の攻撃を、完全に同じ立ち回り(動き)をする。時間が過ぎる。20分近くこんな均衡が続く。だがここでバフが切れ始める。そのタイミングで、明は大きなモーションで翔を討とうとする。だがここは冴え切った感覚で、後ろにバク宙。ついでに、あご下を革靴の先でかち上げる。後ろによろける明。集中力も限界に近い翔だが、ここで折れる気はない。明はまた構え直す。対する翔は双剣をジャリィンと鞘に落とし込む。右手は剣の柄に触れる。腰を落とした翔の回りには、光の粒子が集まっている。そんな翔を脇目に、明というと闇色の(オーラ)を纏う。そんな両者を見るシオンは直感する。「次が最後の攻撃になる」と。

 深呼吸をする二人の間には相反する覇気(オーラ)がぶつかりスパークし、火花を散らす。相互の気は高まりつつあるなか、一方は落ち着き、一方は昂ぶり。

 目を閉じていた翔は、一気に目を開く。それと同時に、明は高く跳躍する。翔に向かい落下する。翔は今だ尚、深呼吸を絶やすことなく行う。

 (冬也の熾烈炎陽(カゲロウ)のイメージだ、落ち着け。引き付けろ)

 瞬きの踏み込みの、瞬きの蹴り。それをコンマ一秒で行う。それが熾烈炎陽(カゲロウ)という技。

 明が、攻撃態勢に入る。

 

 「()()()のためにも死んでもらうよ。闇の狼牙(ダークウルフ)ッ!」

 「・・・・」


 明が振りかぶり、胴が開いた刹那、一つの光の点が、光の線となり貫く。明の視界は、すでに天井を向く。

 

 「・・・光の一閃(ホーリーライト)

 「なぜ君たちは僕に逆らう?なぜだ?・・・まあいい。これで終わりじゃない。冬也君によく言い聞かせると良い」

 

 そう言って、明は闇の砂となり、風に流されていった。

 

あっ!そうそう。遅くなりましたけど、皆さんはクリスマスはどう過ごしました?私の友人は勉強で潰れたそうです。受験生とやらは大変ですねぇ。他人事な私も受験生なんですがねぇ。私はカップルを見てほっこりしていたいのですが、今年は平日というのもあいまってか、誰もそういう風がないんで残念です。遅ばせながら、メリークリスマス。年内まだ投稿するかな?まぁ少し早めですが、よいお年を。これを読んでいる皆さんに幸があらんことを願って。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ