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32話:達也が集中力で東工大へ

 しかし、父の成宮賢が真面目な話、達也のためには、お金は惜しまないと真剣な顔で話した。だから切れ者の木谷仁君に講師をお願いしたんだと言うと了解しました。達也君をびしびしと鍛えて上げるから、泣き言や言い訳はするなよと言うと達也が、大きな声でわかりましたと答えた。そうして、プログラマー養成講座の1日目が終わった。やがて国立高校1年の夏休みがはじまった。


 それでも達也は部屋にこもる日々が続き、さすがにスザンナも心配して外に遊びに行かないのと心配して成宮賢に、お父さんからも息抜きの大切さを教えて上げて下さいと言われた。そこで達也を呼んで、自分なりで良いから、自分の息抜きを考えろと言った。すると、剣道の道場に入って良いですか聞くので、構わないというと、自転車に乗り、近くの道場に入門のお願いに行った。


 そして、週に1回30分、道場に通うようになった。道場に通い始めると洗濯物が増えた。また、その汗臭さが半端なものではなくてスザンナ驚いた程だった。夏休みが終わり9月になると楽しそうに剣道場へ通い、たまに、竹刀で、ひたすら素振りの練習をする姿が見えるようになった。秋の学校のテストでクラス5位に入り、英語、数学はトップになった。


 そして達也の目つきが鋭くなった気がした。ある晩、父と母のスザンナが達也に剣道は、勉強に役立ってるのと聞くと、えー今迄より集中力がついたといいメンタルが強くなった気がすると答えた。スザンナが道場ではどんな練習してるのと聞くと最初の5分黙想して精神統一を計り続いて、5分ずつの乱取り練習、この時は一瞬の隙も見せず、相手のちょっとした隙を突く練習をひたすら続ける。


 練習終了時も同じ様に黙想して精神統一を図った終了。だから20分の乱取りは、全く休みなしで、かなり厳しいと言った。勉強も以前比べて格段に早くなり、高校3年までの数学と英語は、ほぼマスターしたと言い、今年中に、その他の国語、化学、政治経済も高校3年までの分野を終えられそうだと言った。木谷仁君が、プログラムは既にフォートラン、コボルなど古典言語は終了し順調だと言われた。


 そうして、あっという間に2015年が終わり2016年を迎えた。冬休みも達也は勉強一筋の日々が続き、風邪も引かず学校に通った。3月の試験で主要5科目でクラス3位になり学年でもベスト8になった。特に数学、英語は、ダントツで数回100点を取ったほどだった。2年に上がったときに、このまま行けば、合格確率、早稲田、慶応、橫浜国立、首都大学80%、東大、東京工業大学70%といわれた。


 早稲田、慶応、橫浜国立、首都大学は、まず受かりますねと言われた。2年になっても順調に過ぎていき夏休みを終えると主要5科目の3年終了時までの参考書、問題集を全て終えた様だ。2年の冬の主要5科目のテストでクラストップ、学年3位になり東大、東京工業大学70%の合格確率80%になったと教えてくれた。特に最近は英語、数学は100点が多く難しくなればなる程、達也に有利になった。

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