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神々の秘宝
かつてこの世界には、地球を治める神がいた。
この世界の創造神であるアピス。
アピスは地球を管理するため自分の息子たちに様々な力を分け与え、神の一族として世界に君臨し、様々なものを創造していった。
植物、動物、季節、山、川、海、そして神々は人間を作った。
神と人間は地球に共存し、互いに協力し合い生きていたが地球の理を操る力を持つ「神」と、なんの力も持たない「人間」の間には少しずつ溝が生まれ、やがて神の力に嫉妬した人間は一丸となり神に反旗を起こす。
人間を信頼しきっていた神々は、人間達の突然の反乱になすすべもなく敗れたが、理を操る力だけは人間に渡してはならないと自分達の持つ力を石に魂とともに封じ込めた。
数万年の時が経ち、「神の石」は1つは人の手に渡り、1つは国宝として、1つは人知れず海の底へと、世界中に散り散りになっていた。
これは石から神へ復活した神の、人間に対する復讐と、
神々によって大切なものを失った少年アルと仲間たちの戦いと平和を取り戻すの物語。