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這い寄る者  作者: ツヨシ
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過去は過去。


昔は昔。


過ぎ去りし日々は過ぎ去りし日々。


過去というものは誰にでもあります。


もちろんあなたにも私にも。


過去がなければ現在も存在はしないのですから。


そして過去とは通り過ぎた時の連続であり積み重ねです。


一秒、一分、一日、一年と。


そんな過去の出来事において、忘れようにも忘れられないことがあります。


それは誰にでもあるでしょうが、私には特にそれがあります。


今でも、それ、としか言うことが出来ないものです。


それは過ぎてしまった今になっても、時折私を襲ってくるのです。


私はそれについて今から、皆さんにお伝えしたいと思います。



その当時、私は夫と二人でちいさなワンルームに住んでいました。


近くの大学に通う学生用のワンルームで、本来は一人で住むものです。


まわりはみな学生ばかりで、二人で住んでいるのは私たちだけでした。


学生用なので、一人で住んだとしても狭いくらいなのですから。


大家は学生用に建てたのですが、家賃を払ってくれるのなら学生だろうが夫婦だろうが関係がないので、開いている部屋を快く貸してくれました。


そんな極小のワンルームに住んだのには、ちゃんとした訳があります。


家賃が安かったからです。

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