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私をレディにしてください!(装備を整えよう編)

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。


 見事寝落ちしたためこの時間に更新となりました。

 パーティといえばドレス!というわけで色々試着をしたのですが……


「…苦しい……女性はこんな苦行に毎度耐えているのか…」


 コルセットがきついのか、顔色が悪い故ちゃん。


「あー、そうだよね…比較的締め付けない服を着ることが多いと苦痛だよね」


 現代の服も締め付けるものが無いわけではないが、コルセットなんて現代日本で普通に暮らしている人間が身に付ける機会なんてそうそうないだろう。そして、色々な意味でキツいだろう。


「ああ…長時間つけていたら吐くかもしれない」


 香水臭い人とかいたら、余計にあり得る。たまにこっちでも居るんだよね…しかしまさかパーティの主役が吐いたり中座するわけにもいかない。


「なんかいい方法ないかなぁ…あ、男性にコルセットがきついって言ったら駄目だよ?言ったら性的に食われるから」


「………何故?」


「コルセットがきつい➡貴方に脱がせてほしいの➡つまりそういうお誘いという図式」


「それは恐ろしいな!絶対言わないようにしよう!」


 ちなみに、相手が知らないで言ってるのは空気で大体わかるものなので言っても大概大丈夫なのだが、悪い男も居るので言わない方がいいだろう。私は頷いた。


「そもそも、コルセットって必要なんスか?」


 大人しく聞いていた凛花から、まさかの否定である。


「まあ、ボディラインを美しく見せるためのものだから…でもきつくしなくても美しく見えればいいのか?でもコルセットなしってノーブラでうろつくようなものだよ?」


「「それは色んな意味で厳しい」」


「…スペシャリストに相談しますか」






 放課後、故ちゃん、凛花、私、ラヴィータでミス・バタフライのお店にやってきました。ミス・バタフライはなんと美人の嫁をゲットしました。彼はバイだったようです。


「あらん、お嬢様いらっしゃぁぁぁい!!」


「ぐはぁ!」


 厚い胸板に熱烈歓迎されました。相変わらず激しいです。


「だ、大丈夫か?」

「すごい音がしたッス!」「男なのか?女なのか?」


 ラヴィータは私を心配してくれませんでした。確かに強烈だけどね、ミス・バタフライは。


「男とか女とか、些末なことです。彼はミス・バタフライという新人類です」


「お嬢様みたいなものだと思ってね☆」


「「「なるほど!!」」」


 待って!なんで全員納得した!?




 相談内容が主に下着類になると聞いて、ラヴィータが帰ることに。終わったら凛花を迎えに来るらしいです。いい彼氏だなぁ。


「で、相談したいことってナニかしらん?」


「実は…………」


 ミス・バタフライにお話ししました。


「新しい補正下着か新しいドレスを作りたいんです。見た目もよく、着心地がいいものを」


「任せてちょうだい!」


「下着なら、私の出番ね!」


 部屋にいきなり乱入したのは赤毛の羨まけしからんナイスバディのお姉さん。

 この人はマゼンダさん。ミス・バタフライの奥さんで、下着屋の店長さんである。

※悪役令嬢になんかなりません。ロザリンド7歳・日常と騒動編、下着を買いましょうに出てました。ロザリンドの服を剥ぎ取った勇者です。



 そして、我々は理想の下着またはドレスを追い求めた。




「ディルク、これはどう?」


 エロ可愛い補正下着の試作品をつけてドレスを着てみた。


「胸に立派な谷間が出来るんですよ!」


「見せない!谷間を見せない!ロザリンドはそもそもプロポーションがいいんだから、あんまり意味がないんじゃない?」


「Oh…」


 そうか、そうかもしれない。というわけで、乳に乏しい凛花を使うことにした。


「理由がひどいッス!」


 こうして私は故ちゃんのため、半分ぐらい自分のためにドレスまたは補正下着を開発するのでした。

 それ以外にも底が柔らかく足を痛めない可愛い靴なんかも作りました。


 久々の物作りは楽しいですね!エルンストとも素材の相談をするなどして、結局大量の試作品ができたのでした。

 わりとどうでもいい補足。ロザリンドの戦闘用ドレスはまだつるぺただった幼少期に開発したので補正要素はありませんでした。ただ隠しスリットで動きやすい等は今回のドレスにも取り入れているようです。

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