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ロザリンドと学校

 新編スタートになります。よろしくお願いいたします。

 私はロザリンド=バートン。3歳で贈り人の渡瀬凛と出会い、家族関係を改善し、凛とロザリアが融合してロザリンドになった。


 貴族、騎士団、魔法院の事件を解決したり…色々色々色々あった。ロッザリンドォォとか本当に色々色々あったが、今は普通の学生として至極平凡な学生生活を……


「女神様(笑)おはようございます!」


「………女神はやめて。おはよう」


「救世主様(笑)おはようございます!」


「救世主はやめろ!」


 つうか(笑)ってなんだよ!ラヴィータの1件のせいで、ついにこのクリスティアでもこの扱いである。どうしてこうなった!?

 私の平穏な学生生活どこいった!?もう変な呼称はけっこうです!!遠慮します!お腹一杯です!!


「お願いします!!我が学園に戻ってきてください!!」


「だから姉御とか救世主は……………え?」


 とても見おぼえがある後頭部…以前通っていた王立魔法学校の学園長さんである。しかし現在私はシルベスター魔法学園の正門にいます。なぜここに??


「え?」


「お願いします!!我が学園に戻ってきてください!!」


 正門で土下座される私。当然超絶目立ちまくりなのですよ。

 神様、シヴァ様…私に平穏な学園生活をください。私、けっこう頑張ったから、もういいんじゃない!?いっそ願おうかな!?トラブルももうお腹一杯だよ!!


 結局校門前で騒いだので、学園長さん達は警備員に連行されていった。


「で、どうするの?」


 一緒にいた兄に問われた。どうしよう。


「どうしましょうか…」


 正直、一長一短なのだ。王立魔法学校は高等部になるとかなり時間に融通がきく。兼業が当たり前というか、職業訓練しながら学業をする人間が大半のため、侯爵夫人業務に時間が割ける。

 商人や職人とも繋がりを作りやすく、コラボ商品を出したりもしていた。


 半面、シルベスター魔法学園は時間に融通がきかない。しかし、その分社交に時間を費やせる。超有名で格式高いこの学校に、高位貴族は多い。いけすかない貴族もかなり多い。顔見知りが多い王立魔法学校と違い、ほとんど関わってない貴族ばかりがいる。

 さらに設備は潤沢な資金により常に最新を誇り、兄がウハウハでした。私は興味ないが、兄が楽しければいいと思う。

 あと、ご飯がおいしい。素材からいいものを使っているし、常に使用人が掃除していて清潔である。細やかなところまで行きとどいている。

 こちらには特殊なシステムがあり、従者・侍女科なるものがある。低位貴族専門の科で、高位貴族に仮契約で仕えることもある。何故か私、高位貴族には嫌われることが多いが、低位貴族には大人気である。従者と侍女希望者、めっちゃいるんだけど。解せぬ。




「とりあえず、授業にでます」


 考えてもそう簡単に結論は出まい。そういうわけで先送りにした。学園長さん、連行されちゃったしね。

 他の人たちの意見も聞きたいし、仕方ないと思うの。とりあえず学園長さんは知り合いだから、早めに解放してあげてくださいと警備員さんにお願いしておきました。気のいい警備員さんは頷いてくれました。

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