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【詩集】日常から

月と昼間と思いと沢ガニ

作者: につき

闇の空に浮かんで

見つめている右目

猫の眼のウインク

きっと眠たいのだろう

わたしはといえば

溶接された思いたちを

ずるずると引きずって

眠りの浅さに困っている


逃げ水の夢

緑光り煌めく水しぶき

蜃気楼の街並

灼ける土の白っぽさ

真夏の昼間の空気は

迫力ある沈黙


空洞の強さって本当ですか

水の清らかさって信じていいですか

割れたガラスが刺さったままです

血の赤さに嘘は溶けていますか

小さな視野は幸せですか


あの日の大きな滝は玲瓏と

今も枯れていないから

沢ガニたちだって生きていて

涼しい岩陰から脚を覗かせている

いつかまた見つけたら

フライパンで炒って食べてしまおう

お読み頂いてありがとうございます。

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