第4話 チート下さい
しかし、このまま私が行っても何も出来ずに怪我して死んでしまいそうだ。
魔物や魔人って人を襲ったりしそうな響きだから、剣や魔法を今使えない私は、速攻殺される自信がある。
よくラノベに出てくるチートなんて物は貰えるんだろうか?
「あの〜良くあるチートなんて物は貰えるんでしょうか?」
「チートね、どんなのが欲しいの?」
「所謂ポーション的なものを錬金術みたいにパパッと出来る?みたいな〜
怪我しても直ぐに治せるでしょ〜」
「そうね〜出来るわよ、ポーションだけじゃなくてあらゆる物を錬金術で作る?みたいな〜。ふふふ……ただレベルによって出来るものは制限されるけど、それでも良いかしら?」
「はい、それでお願いします」
「あと、地球の大神様からの依頼で、すべての属性の魔法を使える様にするから。あなたへのお詫びの品みたいなものかしら。他にも言葉に困らないように異世界言語や魔物に見つからないように気配遮断や気配察知、今度はそう簡単に死なないように即死耐性もつけて欲しいんですって。変なもの食べて病気にならないように鑑定も付けてあげるわね」
「ありがとうございます」
「あー、座敷童からも頼まれたんだけど、あの子の加護も付けとくから。なんでも座敷童の加護は誰かと一緒に住むと、何がしかの幸運が舞い込むみたい。あとは座敷童のあの子ちょっとした方向音痴みたいで、地図作成を貴方に付けて欲しいみたいね、迷子になり難い様にですって」
「座敷童って方向音痴なの?なんかイメージが………まあ貰えるものは貰います。ありがとうございます」
「ふふふ………素直だこと、ただあなた確かアラサーだったでしょ?今の年齢だと向こうの空気になかなか対応出来ないと思うの」
「空気に対応ってどういう事ですか?」
「ファンタジーな世界だけあって魔力が空気に溶け込んでいるの、もともと魔力を持っていない人にはチョット辛いかもしれないから、少し肉体改造をして年齢を下げるの。だいたい3歳くらいになると思うわ」
「3歳って1人で生きていけない年齢だと思うよ〜」
「大丈夫、私の使徒の人間にあなたを預けて育ててもらうようにするわ。年はいってもまだまだ気は若いし、あなたを大事にしてくれるはずよ。それに座敷童の加護も活かせるでしょ。向こうでは13歳で冒険者ギルドに登録できるから、それまでいろいろ鍛えてくれるし、常識なんかも教わるといいわ」
「いろいろ教えてもらえるんでしたらそれで良いです」
「じゃあ向こうに送るようにするから眠るといいわ」
女神レティシアの光が私を包み込むとだんだん意識が無くなっていく。
何かに入れられるような感覚を覚えたが分からなくなっていた。
《桜ノ宮桃子》さん、あなたのこれからに幸がありますようにと願いながら、いくつかの便利なアイテムを桃子に装備させていく。
そのままレティシアは桃子の入った大きなお桃を、使徒のいる家の近くにある川に流したのだった。
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