第1話 殺されちゃった
ポーションにこだわりたくなり書きました。よろしくお願いいたします
身体が痛い………頭も痛い………風邪でも引いたっけ………
重い瞼を開くと、なんだか何時もと違うような気がする。
目をよく凝らすと、いつも自分が寝ている部屋の天井じゃない、白い何もないところだった。
もしかしてこれは、あの世とゆうものか、それなら三途の川はどこにある。
できればこんな、殺風景な所じゃなくて、綺麗なお花畑が良かった。
しかし、こんなに早く死んでしまうとは思わなかった。
ジジイめ、あんな遺言残したせいで、きっと私は殺されたんだろう。
母は某財閥の娘だったが、父と恋仲になり妊娠してしまった。母の両親は激怒して、私を中絶するように命令したが、母は両親の目を盗み父と連絡を取り、中絶をさせられる前に父と駆け落ちをして、アメリカまで逃げ延び私《桜ノ宮 桃子》を産んだ。
小学校に入学する前に、日本に戻ってきていたが母の祖父母に見つからない様に、ひっそりと暮らしていたが私が18歳の時に両親は他界した。交通事故だ。
両親の保険金や慰謝料でなんとか高校を卒業し、大学まで行くことができた。
両親のの死後、父方の祖父母もとても気遣ってくれて、1人で暮らしていてもなんとかなっていたが、母の両親からは、1度も連絡は無かった。
大学を卒業して、就職をして自分の趣味に邁進している時に、母方の祖父が危篤だと云うニュースがテレビで流れていた。そんな時に次々とおかしな事が続いたのだ。
変な人に後をつけられたり(その時はすぐに交番に駆け込んでお巡りさんに訴えると、変な人は慌てて逃げていった)、電車のホームで後ろから押されたり(退避スペースに逃げて助かった)、マンションの上から鉢植えが落ちて来たり(500円玉が落ちていたので拾うのに早足になったら後ろに鉢植えが落ちていた)、友達からチョコレートが送られてきて一つ食べたら気分が悪くなり、すぐに吐き出して救急車を読んだ事もあった、その時は警察の人が来て、送られてきたチョコレートは友達がくれたものじゃないことがわかり、いろいろ聞かれたけどなぜこんな事になったのか解らなかった。
しばらく経った頃、弁護士の人が来て、母方の祖父が亡くなり財産を私に譲るとの事だった。
そんなものいらんとは言ったが、弁護士が帰った後、スーパーに買い物に出かけ、ふと誰かにつけられてる気がすると思った時に、車に引かれそうになった。
こりゃ誰かに命を狙われていると思ったら、車が引き返してきた。とっさに避けようと思ったら、後ろに小さな女の子がいた。ビックリしながらも女の子を突き飛ばしたら、自分はアッサリ引かれてしまっていた。ご丁寧にも車はバックして何度も私を踏みつけにしてから逃げていった。女の子の方を見るといつの間にかいなくなっていた、まあ助かったんならいいかなと思ったところで、意識がなくなったのだった。
お読みいただき有り難うございます。