表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/14

『戦争』

その夜。

店の後片付けを終え、入浴 食事を済ませた後。 現在19歳のマンジュリナ。そして明日は記念すべき誕生日。

他のものは誕生日を自らが生まれためでたい日。贈り物を期待し、豪華な食事を目の前にする。

だがマンジュリナは違った。


もちろん自らが生まれためでたい日だ。

だが、その日があるのは産んでくれた人がいたから。育ててくれたから。 それを感謝する日だとマンジュリナは思う。

豪華なものを期待するなんざ滅相もない。


マンジュリナはこの夜ベッドに入り、今まで世話になった雑貨店の店主アンネに礼をしようと考えた。


『うーん。やっぱりカードかなぁ?』

嬉しそうに微笑む。

ふっと眺めた窓の外にはきれいな月。


『明日は...満月かな』

照らされるマンジュリナの部屋は薄光によって美しくなる。

くすっと笑うマンジュリナ。

『明日...楽しみだな』

そういって 溶けたろうそくの火を 小さな息でフッと 消した。


次の日の朝。

年中 前線の影響で天気が乱れないエルメス。

マンジュリナは窓にさす太陽の光で目が覚めるのだが......。

今日は珍しく太陽が隠れ黒い雲に覆われていた。

午前10時 住人が賑わう時間帯。

だがそれは


太陽の優しい光で目を覚ますマンジュリナ。

今日の光は優しいものではなく

熱く 熱く 熱い光を放つ炎だった。


熱気を感じ『んっ...』と声を出す。

紅い炎は掛け布団に移り 燃える。


激しい痛みによって飛び起きたマンジュリナ。 原因不明な部屋の炎に 腕を火傷してしまった。

ヒリヒリする痛みに耐え、店を出た。

すると目の前には焦り、騒ぐ住人の渦。


そして黒い空には倍に近い家々の燃えかす。

さらに焦る住人の間から見てしまった



大勢の軍隊

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ