表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/14

【舌打ち】

無事保護されたマンジュリナは エルメス王国 宮殿へ向かった。


宮殿の中は これ程か⁈と思う貴重品、高級品で埋れていた。 数えきれない程の使用人が高度な魔法で人々の傷の手当てをしていた。


血を拭き取ると そう大した傷ではなかったため、さらっと今時珍しい塗り薬で対処された。

近くの椅子に腰掛けたマンジュリナは一人呟く

『魔法...使えましたよね アレ』

人格が変わったかのように獣化したが はっきり記憶はあった。

また一緒にアンネの顔も浮かんだ


窓に写る後ろの人々、窓の外には綺麗な草が生い茂っているが その先は今さっき消えた町だった。

すると 一人の騎士に声をかけられた。


『お前...何者だ』

真っ先に問われたマンジュリナは どう答えればいいか分からず『雑貨屋の娘です』。


呆れられたマンジュリナ。小さく舌打ちをされた。

『すっ...すみません...』

しゅん と落ち込む。

騎士は椅子の高さの目線に合わせ 腰を降ろした。

『私の名はオルバ・イレイザー。 エルメス騎士団の副団長だ』

髭面がよく似合う顔をニコッと微笑ませた。

子どものように安心した。


『国王陛下がお呼びだ。いくぞ』

オルバは言い、王室まで案内された。


長い 長い廊下を進む度に だんだんと先程の安心感が消え、不安しか残らなくなってしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ