第二章 弱点は如何に
学校から、急いで登校していますw
次の日、階下に降りてゆくと、親父がうめいていた。
「うう……苦しい。酒のせいか。」
「もう酒なんて飲みません。 神様。」
またか……、おい。
親父はキリスト教徒のくせに、酒だけはやめられない。そして次の日は懺悔&二日酔い。
(少しは学習しろよ)
そう思いながら、朝ご飯を口に押し込み、登校。いつもと変わらない、残酷な一日の始まり。
学校につけば、いつもと変わらない担任。変わらないクラスメート。変わらない授業。
「おはよう。」
挨拶が交わされる。反応する価値はない。
(俺と話す価値がある奴はいない。)
彼はそう思っていた。そしてそれは真実。
(どいつもこいつもただの「物」人類の99.99%を占め、ただ出来て、ただ存在して、ただ壊れる。 それだけだ。)
授業中も無口。彼にとって必要ないものだからだ。
1年生からテストは全て満点。明日のテストも、満点。だがそんなことも、彼にとってどうでも良いことである。
(どうすれば神を殺せる?)
彼はそれだけを考えていた。時間の経過にも気づかずに。
(神とは、そもそもどのような存在なのか・・・それを知らずして、勝利はない。)
「そうか!」
彼は叫んだ。いきなり。周りは驚いた。彼がしゃべることですら珍しいのに、ましてや叫ぶなんて。
(一番近いところに専門家がいる。俺の家族はキリスト教徒だ。なら、家族に聞けばいいじゃないか!)
更新スピードが亀ですみません。