第 ERROR 話「こ にち は」
〈ぴぁ〉
………
…………ん?
なんだ?
声が聞こえる。
外からじゃない。
中からだ。
〈こ ににににち は〉
身体の中、耳の内側から、声が。
あ あう
〈お前は の 私 が 存在 ををををををヲをををを 許 う〉
痛い、
痛い。
声が聞こえる。
頭に響くような、脳が揺れる音だ。
〈わ ははははははははははは ああああ 喜 楽 い けぇ〉
なんて言ってる?
聞こえない。
ノイズが入るような、時々聞き取れなくなる。
〈死 悲 ぱァ〉
〈ば いば か〉
〈天 あ う〉
ノイズがさらに増える。
頭の中の音だけで、何も聞こえない。
〈じ〉
〈死〉
痛い、痛い、痛い。
……………………。
ぷつり
「…………っあああぁぁぁっ!」
「…どうした」
急に、その場で倒れるアレリア。
その様子をエーリが横目に尋ねる。
冷や汗で、顔全体がびっしゃびしゃ。
先ほどまで、アレリアは自分のことを考えていただけなのに、何で急に倒れだした?
アレリアは深く考えるのをやめたところで、その後思考をしていないはずだが、…なんでだ?
時でも止まってたのか?
それとも、転んだ?
辺りを見渡すアレリア。
「…………いや、何でもない」
「そうか、ちょうど着いたぞ、立て」
エーリはアレリアの鎖を引っ張り、立ち上がることを促す。
グルルルル………
鳴き声が、目の前から聞こえた。
竜だ。今度は大きく白い竜。
エーリはこちらに振り向き、言葉を続ける。
「また竜に乗る。今度は要塞にいくぞ」
正味この今回の話無くてもいい




