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54.ま、待って待って!

 文化祭の次の日の朝。

 いつもはダラダラ寝ちゃうけど、今日はちゃんと起きた。

 だってさ、宿でも野宿でもないから、ついついのんびりしちゃう。仕方ない。

 でも今日はママに聞きたいことがあるから、さっさと起きてママと一緒に朝ごはんを食べる。


「エミリが早起きなんて珍しい……前世以来かしら?」

「だって宿だとお金かかるし、野宿だといつまでも寝てたら危ないもの。ママに聞きたいことがあるんだよ。……昨日、後夜祭でさ」


 後夜祭と夏休みに見た黒いモヤの話をすると、ママは食事の手を止めた。

 少し真顔で考えこんでから顔を上げる。


「それ、ルイくんとリオンくんとも話をしているのよね」

「うん。リオンは真野さんに相談してみるって」

「そう、ならいいわ。たぶん近い内にどうだったか報告があると思う」

「報告……?」


 ママは朝ごはんを再開しながら頷いた。


「ええ。真野さん、その黒いモヤについて調べているから。元聖女であるあなたは嫌なものだと感じたのよね」

「う、うん。ルイも」

「そして元魔王であるリオンくんは懐かしいと感じた。そうであれば、真野さんの予想はたぶん当たっている」


 どういうことだろう。


「真野さんがしょっちゅう家に顔を出してたのって、その話をしに来てたの?」

「いいえ、私とイチャイチャしに来てたの。あと息子たちの様子を教えにね」

「息子たち……?」


 ママ、息子いたんだ!?

 前世でも今世でも、ママは結婚してなかったはずだけど?

 ていうか、シスターだったよね?

 シスターって結婚したり出産していいんだっけ?

 私の混乱を余所に、ママは「ごちそうさまでした」と手を合わせた。


「ええ。ルイとリオンね」

「……は?」

「言ってなかったかしら?」


 なんにも、聞いてないです……。

 ママはニコッと微笑んでから食器を片付けに行ってしまった。

 ま、待って待って!!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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