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51.変わってなくもないけど、それを認めるのは恥ずかしい

 文化祭の二日目は、教室内でお客さんの誘導。

 昨日、お客さんが多くてディーラーの手が回らなかったのだ。


「ポーカーはこちらでーす」

「コインの交換はこちらでどうぞー」

「写真撮る人はこっちですー!」


 私とユウキでお客さんを誘導する。アコは景品コーナーでコインと交換したり、撮影係をしていた。


 ていうか、あれだ。

 混雑と渋滞の原因は完全にリオンだ。

 わかるよ、かっこいいもんね。

 昨日ルイが「ニャインID渡されたり、デートに誘われたり」っていうのは、まあ、なくはないだろうとは思ってたけど、こんな延々とされてるとは思わないじゃん……。

 今日だけでリオンはどれだけナンパされたんだろう。

 リオンはルーレットの合間合間にナンパされて、それを全部断っていた。

 ちなみにルイは今日も午前中が自由時間で、陸上部の男の子たちと遊びに行っている。

 正直いなくてよかった。

 ルイはルイでモテるから、二人とも教室にいたら混んじゃって、どうにもできなかったと思う。


「おつかれ……大丈夫?」


 一瞬列が途切れたタイミングでリオンに声をかけた。

 リオンはげんなりした顔で、ルーレット台を片付けていた。


「僕はもうダメだ。エミリ、一緒に帰ろう。来世まで添い寝してほしい」

「リオンのそういう図々しいところ嫌いじゃないけどね。でも今帰ったら午後一緒に周れないよ」

「……エミリは、ずいぶん丸くなったな。午後のためにも、もうひと頑張りするか」

「そ、そうかな。ていうか別に、トゲトゲしてなかったと思うけど」

「無意識か?」


 リオンは笑って私の頭を撫でた。

 周囲で女子たちがキャーキャー言っている。


 ……この世界では人気者に好かれると上履きに画鋲を入れられるって漫画にあったけど、本当かなあ。

 今さらそんな心配をしながら、午前を終える。

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