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35.最初の夏が、やってきた

 試験が全部返ってきたから、放課後の教室で試験結果を確認する。

 一位は……私!


「僅差だが、エミリの方が合計点が上だな」

「頑張りました!」

「でもデートはするんだろ?」

「うん。せっかくの夏休みだし、三人でたくさん遊ぼうね」

「三人でかあ」


 ルイは苦笑いしながら試験用紙を片付けた。

 私はそれを聞き流して口を開いた。


「そういえばさ、ルイの大会の日程教えてよ」

「あー、すぐだよ。来週から」

「ほんとにすぐじゃん」


 三人でスマホのカレンダーを出して予定を確認する。

 といっても私は大した予定なんてない。

 リリアママが町内会の用事でいない日や、ユウキとアコと遊びに行く約束くらいだ。


「あとね、お祭り行きたい」

「いつだっけ」

「たしか……」


 そうやっていくつか予定を立て終えたら、リオンがぱっと顔を上げた。


「二人とも、宿題を忘れずにな」

「……忘れてた」

「そんなん最後一週間でやればいいだろ」

「これだから馬鹿勇者は」

「うるせーな、むっつり魔王」


 言い合いを始めた二人を放っておいて宿題の一覧を取り出す。

 ……けっこうある。

 全部終わるのかなあ。


「毎日きちんとやれば終わる。計画を立ててしっかりやればな」

「そうだけどさあ。読書感想文の本、借りていこうかな」

「じゃあ、移動するか」


 三人で並んで図書室に向かった。

 廊下の窓は開いていて、湿った風が吹き込んでいて、なんていうか、たまらなく夏だった。

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