二十五 いつの日か
時代設定が1990年と古いです。平成2年のお話です。
えっ、と思われる設定には温かい心でお願いします。
サイモンは自分が無力であることに気が付いていた。加賀美の言葉。しぐれさんを消さないでくれ、と言う願いを叶えられない自分だ。どうすればそんな事が出来るのだろうか。そして、同じ事を望んでいた河原千鶴。自分の想いをサイモンに囁いてしぐれから消えた彼女の思いは、サイモンにとって無視できるものではない。この次元に北巻しぐれの気配がなくなった時、サイモンはすぐに自分を粒子の荒い世界へ落とした。三次元により近いそこで、しぐれが結花に憑依する場を見る。サイモンも自分の体に自分を重ねあわせてみた。気が遠くなる感触。サイモンは、駄目だと判断した。体に馴染んだ霊体を再び無理矢理引き剥がす。そうなのだ。三次元の肉体に戻るのならば、その法則に従わざるをえない。その、法則を無視して他人の体を意のままに動かす北巻しぐれ。凄まじい執着心だとサイモンは感じた。北巻しぐれの動きは結花の意識が邪魔をしているのか、ぎくしゃくとした動き。そして、まだ、たどたどしい言葉。それが望んでいるのは、自らを認めてもらう瞬間だ。
(言うなっ)
誰も聞き取れない声。加賀美が微かに反応したことをサイモンは見逃さない。
竜樹に名を呼ばれた途端に、北巻しぐれは結花の体を自分のもののように動かし始める。しかし、サイモンには見える。立ち昇っている、怒りが、憎悪が。竜樹の言葉一つ一つに反応し、その勢いは力をつける。
(加賀美。)
サイモンは加賀美に望みを託す。
(止めろ。)
サイモンは自分には、北巻しぐれの存在を否定することだけしか出来ないと知っている。
(止めるんだ。)
それは、河原千鶴の願いか。
(このままだとやばい。)
サイモンは加賀美の言葉に引き込まれる。加賀美が引き込んだのか、それも自分の力なのか。加賀美の眼に見えていることが、サイモンに見える。加賀美にもサイモンの見えていることが見えているのか。聞こえているのか。
激しくなる言葉。
吹き付けて来る感情の圧力。
変貌する北巻しぐれ。
結花に取り付いたそれは、勝ち誇った輝きをこの空間に放ちはじめる。自殺を企てる人間の奥底に眠っていたものが目を覚ます。しかし、それは誰もが心の中に仕舞い込み、自分で乗り越えてゆくべきものだ。それを知っているが故にサイモンは嫌悪感を押さえなければならない。嫌悪感は怒り呼ぶ。竜樹の顔は表情を無くし、瞳は見開かれたままだ。出会ったこともない事態に遭遇したときの表情ほど不気味なものはない。叫びはじめる北巻しぐれ。人の考えていることなど分かりはしない。しかし、心の奥底にあるものが行動を決めるとき、それは法則を持つ。
排除、高圧、計算的で押し付けがましい自分の気持ち。周り事など気にしない。
傲慢、社会的価値観、人間関係を計算的にこなし、そして、弱いものを食い潰す。
饒舌で他人を圧倒し、自分を支持してくれるものだけを選ぶその姿。
独裁者の姿だ。それを止める方法は一つしかない。
一つだけだ。
加賀美の言葉に、北巻しぐれが顔を挙げた。
それは結花の顔だ。加賀美がもう一度声を掛ける。
「どうする、つもりなんだよ。」
ゆっくりと言い聞かせるような口調。惚けているような顔で加賀美を見詰め返す。それは、加賀美に誰なのかを問うているかのようだ。加賀美は歩を進めた。二人と加賀美の距離は二メートル。結花の手は竜樹の首筋に掛っている。注意が加賀美に向いたことに気がつき、竜樹が体を激しく動かす。しかし、それは微動だにしない。何の押さえもない腰から下でさえもが、動きを見せない。サイモンは北巻しぐれの存在そのものが、竜樹の身体を三次元ではない所で押さえている様が見て取れていた。空間に広がった『それ』が竜樹の全身を包み込んでいるのだ。
「………つれてゆくの。」
北巻しぐれが、近付いて来る加賀美を制するように言った。加賀美は、立ち止まってしまう。
「どこへ?」
顔が、竜樹の顔に視線を落とした。既に『それ』は竜樹の顔の自由を奪っている。結花の瞳を見かえすしかない竜樹の瞳は、恐怖の色に染まっている。
「わたしを、りかいしてくれる所……。わたしたちが……わかりあえるところ。」
加賀美からは、結花が、北巻しぐれがどんな表情をしているのか見えない。何を本当に言わんとしているのかも分からない。サイモンには、分かる。だが、言葉に出来ないだけで加賀美にも分かっているはずだ。加賀美が言った。
「なんで、そんなところへ?」
手が愛しそうに竜樹の顔を撫でている。切れ長の目尻から、少しこけた頬にかけて。眉間の皺をなぞり、通っている鼻梁を。薄く、意志の強そうな唇。一つ一つを確かめるその手つきは、大切なものを今にも壊す決意だ。髪を梳く。何度も、何度も。加賀美が近付く。加賀美に向かって、顔を再び挙げる。
加賀美が言った。
「殺す、つもり?なのか。」
奇妙なイントネーションになった問いは、無視される。しかし、サイモンは『それ』が苛立たしげに揺れるを見た。今にも竜樹の喉を覆い尽くし、その息の根を止めようとしていた動きが止る。加賀美が言葉を続けた。
「殺して、どうする。」
答えが、ある。
「ころ、して、から、……。」
しかし、答えは言葉への反応に止まる。結花の体は動きを止め。加賀美を見る。
「……あなたは、山本さんに会いたかったんじゃないのか。」
惚けた顔が、微笑みを浮かべた。
「そうよ。」
「殺すためになのか。」
加賀美の声が震えた。北巻しぐれは問いに答えない。
「答えて……。……しぐれさん。」
微笑みが消える。加賀美から視線を逸らす。口が微かに動いている。微かに聞き取れる言葉に加賀美が集中する。眉間に皺が寄る。加賀美は躊躇してから言う。
「しぐれさん。聞こえないよ。」
結花の首が激しく振られる。加賀美の言葉にいやいやしているように見える。だんだん激しくなるそれは、唐突に止る。
「………ない。」
俯かれた顔の唇から微かに漏れて来る言葉。
「…………………ない。」
『それ』は動きを止めている。
「しぐれさん。聞こえない。」
加賀美の声が甲高くなった。高位の周波数が放たれた。北巻しぐれが言葉を止める。加賀美が更に諭しの言葉を綴る。結花の体が揺れた。加賀美の声に悲痛な響きがある。
「聞こえないよっ。」
声が重なった。
「あなたには、関係ないっ。」
激しさを持った拒絶の言葉が、加賀美を睨み付ける瞳と共に発せられた。瞳に見える怒りは、ここに居る誰もが生まれてから一度も向けられたことのない種類のものだ。誰も知らない怒り。誰も知らない瞳の色。
事態を見つめていた三人も、その印象が空間に拡散したのを感じた。長谷川は痛みを忘れ、荻は悲しみを忘れた。サイモンでさえ惹きつけられる。
加賀美が言った。甲高い声が拒絶の言葉を遮った。
「俺には、関係がある。」
結花が立ち上がった。北巻しぐれの眼中には何があるのだろう。『それ』はまだ竜樹を包み込んでいる。しかし、包み込んでいるものが未練を持っているように加賀美へ触手を伸ばす。突然に饒舌になった『それ』は、加賀美の問いに答えた。
「あんたに何の関係があるっ。私に必要なのは竜樹だけっ。私を分かってくれたのは竜樹だけっ。それを、この女にも、邪魔されるいわれはないっ。」
瞳に怒気がこもる。
「その女の人が、山本さんの恋人だ。」
加賀美が、静かな声をかける。その声の後ろにどんな決意があるのか。眼が見開かれた。眉が釣り上がり、唇が歪む。
「私はそんなこと許さない。」
加賀美が、言葉を真っ向から受けた。その言葉は、加賀美に怒りの感情を植込む。北巻しぐれに対する初めての怒りの感情だ。
「もう逃がさないっ。竜樹は逃がさないっ。私の全てを知っていたくせに、私の苦しみ全てを知っていたくせに。悲しみも、楽しみも、苦労も、全部分かち合おうって言ったのにっ、幸せになろうって約束してくれたのにっ。」
加賀美は、自分の中に膨れ上がって来るそれに戸惑った。だが押さえがきかない。愛しい気持ちが凌駕される。
「お前に何がわかるっ。竜樹じゃないっ。そんな人間が邪魔ばかりをするっ。」
『それ』が動いた。ざぁっと竜樹から離れ、加賀美に向う。すばやい『それ』はサイモンの反応速度を超えている。加賀美を包み込む。歪んだ顔に加賀美が叫んだ。
「それが本当のことだっ。」
「私が許さないっ」
加賀美の発した言葉が『それ』を怯ませる。
「だまれっ!」
「逃がすものかっ。逃げれるはずが無いんだ。」
「だまれっ、しぐれさんっ!」
「私はこんなに悲しみを背負っているのにっ。誰もしていない苦労をしているのに。わたしが何も言わないから、自分の人生に感謝の言葉も覚えない。」
「だまるんだっ!」
「竜樹は違うんだっ。竜樹は逃げたんだ。私が耐えられたことを、男の竜樹が耐えられないわけがないっ。」
次第に大きくなる二人の声。しかし、叫びを圧倒する声量で加賀美が『それ』の言葉を押し潰した。
「だまれといっているんだ!!」
サイモンは、言葉を理解できなかった。睨み合っている二人が、何の事を喋っているのかが分らない。なぜ、だまれと加賀美が言っているのかが分からないのだ。ただ、その気持ちは伝わってきていた。サイモンは見守るしかない。
「竜樹は、……逃げたのよ。私からじゃない。全てから……。」
視線が竜樹と加賀美を往復した。束縛から逃れている竜樹は後ずさりをしている。悲しそうにそれを見ながら言葉が空間に散る。
「……私は竜樹を愛してるのに。何度も何度もそう言いたかったのに。………子供だっていたのにっ。」
「子供は、あなたと一緒に死んだんだよ。」
加賀美が、近付いた。気がついた『それ』が一歩下がる。瞳が虚ろに加賀美を見た。『それ』は、どこにも逃げ場がないことに気がついているように見える。『それ』が小さくなろうとしている。加賀美が言った。
「逃げないでくれ。」
結花である表情に、北巻しぐれの面影が重なる。一歩下がったまま、その場に立ち止まり、加賀美と向き合った。加賀美は、北巻しぐれと結花が似ていると思う。一度しか見ていない高校時代の写真の面影がある。自分の胸ぐらいしかない身長。加賀美の顔を『それ』が見上げた。
「どうして、そんな事を言うの……。」
懇願する声が加賀美に囁いた。
「私は、どうすればよかったのっ?!」
加賀美は何も答えられない。加賀美の怒りを含んでいた眼が声を受け悲しい色に変る。唇を動かす言葉は、『それ』への答えではない。
「どうして、あなたは、ここに居てしまったんだよ。」
驚きの表情を見せる。胸が詰まりそうになる。そんな声だった。沈黙があった。『それ』が加賀美の身体を戸惑いを持って渦巻こうとしている。
小首を傾げて加賀美の顔を覗いた。
「私が、ここに居るわけ?」
それは誰に向って言った問いなのだろうか。
「……じゃあ、あなたがここに居るわけは?」
加賀美がその言葉に体を震わせた。両拳が握られる。息を詰めたような顔。その口が開かれる。
「俺は………。」
『それ』が、自分の言った言葉が何の事態を引き起こすか気付いた。顔が青ざめる。加賀美を見る瞳に恐怖の色がともる。そして、首を横に振った。
「言わないで。」
加賀美は、その言葉が聞こえなかったように続ける。
「俺は………。」
「言わないで。」
『それ』が、加賀美の言葉を遮った。
「聞きたくないのっ、そんな言葉は嘘だもの。そんな言葉は嘘だものっ。もうたくさんよっ。」
加賀美はその言葉に沈黙した。しかし、自分を納得させるように頭を振ると静かに言った。
「しぐれさん。俺はあなたを、助けたいだけだ。」
結花の顔が、大きく口を開けた。『それ』が加賀美から距離を置く。怒気をはらみ渦巻きはじめる。
「助ける?……私を?」
せせら笑うように言ったその言葉が怒りを含む。ゆっくりと加賀美から後づ去る。一歩、二歩。
「もう、死んでいるのに?」
加賀美が悲しみを表情に浮かべる。再び怒気が空間に生まれてくる。言葉が加賀美に噛み付く。
「子供を殺したって言ったくせに!私の親でも、竜樹でもないくせにっ、どうやって助けるって言うのよっ。」
加賀美が近づく。
「近づかないでっ!!」
加賀美はその言葉を無視する。結花の姿が踏み止まる。『それ』がホームの天井を舐めるが如く立ち昇る。
「それ以上近付いてごらん、殺すわっ!!」
「殺せっ!!」
加賀美の意志が光を発したようだった。
サイモンは、加賀美の中から弾き飛ばされた。サイモンの目の前で『それ』が真上から加賀美に襲い掛かる。霊体が物体の中で具現化する恐ろしい事実が発動した。
右手が、眼にも止らぬ速さで動いた。『それ』に絡み取られた四肢は動きを持つ。加賀美が、何かを呟いた。それは誰にも聞き取れない。腕が加賀美の首に掛りぐいぐい締め上げる。加賀美はされるがままだ。サイモンが加賀美から弾き飛ばされた衝撃から立ち直る。しかし、何をすれば良いのだ。サイモンは加賀美の瞳を見た。加賀美はサイモンなど見ていない。北巻しぐれを見ている。
その眼。
瞳。
北巻しぐれと同じ色の光を持つ。
理解されない悲しみの色を持つその色。
絶望。
加賀美の口から、言葉が漏れた。
「もう、あなたを縛っているものは、何もないのに………。」
答えはない。
突然、加賀美の心に流れ込んできたイメージがあった。走馬灯のように。凄まじい速さで通り過ぎるそれには加賀美の知らない人間がたくさん映し出されている。楽しい思い出、幸せな時代。突然の別離、自分が、他人と同じ幸せを持っていないことに対する気付き。それを耐えようとした日々。母親の旅行中に起った義父の錯乱。心に影を落とした出来事、恐怖、不安、涙する日々。河原千鶴。山本竜樹との出会い。それが本当の父親との幸せな日々と重ねられている。そして、終わりのない不幸と隣り合わせの日常。
加賀美は、頷いた。
首を掴んだ結花の手が緩んだ。そのまま加賀美の首から離れる。ブランと身体の脇に両手が揺れる。瞳が閉じられ、首が下を向いた。そして、結花の体はその場に崩れ落ちた。北巻しぐれが、結花の体から抜け出したのだ。
加賀美が手を差し伸べる閑もなかった。加賀美は、結花の体がホームに崩れ落ちるのを見守った。そして、何かを探すようにホームの天井部を見詰める。加賀美にもう、北巻しぐれの姿は見えなかった。ただ、すぐ上の方に気配があるだけだ。
その姿が見えていたのは、霊体化しているサイモンだけだった。北巻しぐれと『それ』は加賀美の言葉と共に融合を果たし空中に漂っていた。生前の姿を思い出したようだった。両手を加賀美の頬に当て、悲しそうに微笑んでいる。その姿からは、サイモンが感じた怒り、悲しみ、憎しみの波動は感じられない。
声だけが、加賀美には聞こえた。
(貴方みたいな瞳。私もいつかしていた。)
加賀美は、目を閉じて呟いた。この空間に未練がない動きだった。
「いつ?」
(ずっと昔……。)
「今は。」
(今は……あなたと同じ。)
加賀美は微かに両腕を動かした。何かを求める様に動くそれは、すぐにもとの位置に戻ってしまう。分かったように、加賀美の側に霊体が寄り添う。
(私に、ありがとうって言ってくれたね。)
「有り難うぐらい誰でも言えるよ。」
それは、加賀美しか知らないことだ。
(私がここに居るわけ……。それじゃ、だめ?)
加賀美は首を振った。溢れ出る優しさがその言葉に込められた。
「いや……。」
(ごめんなさい。……あなたを巻き込んでしまって。みんな、みんな巻き込んでしまった。……死のうと思ったとき、すぐに死ねると思ってた。全然違った。全てを他人の所為にしたくて、全てを押し付けられたような気がして、でも、そんな自分がとても悲しくて……。)
「あの時のしぐれさんの眼は忘れられない。二度とあんな瞳を君にはさせない。」
加賀美は、言葉を遮った。それは、優しさだ。
(でも……。)
「……一緒に暮らさないか、しぐれさん。」
加賀美は続けた。
「色々な所に行こう。色々なことをしよう。いつか、悲しみも癒せるし、人を信じることも思い出す。……罪も、償える。」
そこには、北巻しぐれを知っていなければ出ない言葉が含まれていた。
(信じられるかな……?)
その甘えは、今迄を自己同一性として加賀美の言葉と共に重なっていく。二人の間には過去も未来も同一である事を意味していた。加賀美が答えた。
「見ず知らずの俺は?どうなるんだよ。」
賀美が乾いた笑い声を上げた。
(罪も……償える?)
「ああ。」
賀美が苦笑した。
「そう言えば、しぐれさん。俺の名前は?」
(加賀美……剛。……知ってるよ。単語帳、に書いて、あったね)
(約束、守ってね……一緒に暮らして、罪も償えて……。)
加賀美の脳裏をある光景が突き抜けた。それは、それは未来の光景。自分の娘を『しぐれ』と名づける瞬間だ。加賀美は頷いた。
(なんで、わたし、死んじゃったのかな……。)
その姿が加賀美との別れを知って、言った。その声はもう消えようとしていた。
「忘れてしまえよ。すんだことだ。」
加賀美が言った。
「じゃあ……。」
(はい………。)
加賀美はその気配が天に昇ってゆくのを感じた。
それは、三次元の時間では測れない時間軸で行われていた。言うならば一瞬である。サイモンは、加賀美の言葉に北巻しぐれが姿が涙を流すのを見た。サイモンの目の前で、霊体の姿が崩れるのを見た。姿が、球体となり光を纏い、ゆっくりと上昇してゆく。北巻しぐれの張っていた結界が消えた。
そうして、夜空に消えて逝く。
人の霊は自らの意思で死を選んだ場合、長い修行の末に生まれ変わる。ただ、その時間の流れ方は、三次元とは異なる。
サイモンは、目の前の奇跡に呆然としていた。
加賀美は、一つだけのものを北巻しぐれに対して、持っていたのだ。
雨は止み、雨雲も空にはなかった。空が、星の光を瞬かせていた。
1990年から1998年で書き上げた作品を投稿します。
少し手直ししました。なんか、ちょっと作品が若々しくて苦しい…全二十六話+4話(前日譚、プロローグ、エピローグ、後日譚)です。




