時代設定と登場人物
時代設定が1990年と古いです。平成2年のお話です。
えっ、と思われる設定には温かい心でお願いします。
1,時代設定:
1990年の千葉近郊の関東圏を舞台にした作品
2,作者の考える時代風景:
・公衆電話がまだまだたくさんあり、テレフォンカードが売られていた。
・電話は、各家庭に一台が普通。玄関口とその廊下においてある。
少し個人的な話も居間から離れたところでできる。
コードレス電話は普及し始めていたが、留守番電話機能が人気であった。
・新聞発行部数は、1997年のピークに向かってどんどん増えていた時代
・個人情報保護法施行前、黄色い電話帳が普通に置いてあった。
・年賀状も多数のやりとりがあり、必須のあいさつであった。
・非接触型ICカードはない。切符を買い、改札鋏を入れてもらう電車の乗車。
・電車内のエアコンの効きは悪い。扇風機が普通に天井で回っている。
・ホームに電車との接触を避けるような柵はない。
・駅は駅員で運用している。旗を振っている駅員が印象的。
・防犯カメラは、銀行、ATMに設置されているのが主流の状況。
・マンションなどは、出入り自由、
新聞の勧誘、商品の勧誘、神様を紹介する団体等が普通に訪問してくる。
防犯カメラの普及前の時代。ドアには覗き穴があるのが一般的。
3,大学受験状況:
第二次ベビーブームの子供たちの受験時代。大学受験者数は最大と言える年。
受験生90万人弱、浪人生比率31%、2浪人までは普通、4浪人もいた時代。
大学収容率、高校生200万人に対して65%
4,当時の政治、経済:
リクルート事件が発生した後の海部内閣時代。海部は、最高支持率50%
クリーンな政治を目指して、改革を行っていた。
1990年はバブルがはじける直前、1991年にバブルがはじける。
高度成長期で皆が浮かれていた。
まぁまぁ、といった緩い法律の適応が民衆レベルにまで浸透していた。
高校生が、普通に居酒屋で打ち上げを行い酒を飲む時代。
5,当時の状況と牧歌的な世間をあらわすための資料。以下の常識が整う前の物語
1988年、微弱な電波のコードレス電話が商品化
1991年、本格的にインターネットが商用化された
1992年、警察の鑑定方法にDNA鑑定が採用された
1993年、携帯電話に2Gが普及、1.9Ghzのコードレス電話のデジタル化
1990年代、空き巣被害の増加、防犯カメラの普及が進む
2000年、ストーカー法施行
2001年、JRがSuicaを発行し、非接触型での改札が導入
2003年、個人情報保護法が施行
登場人物
恭神 斉門…………通称『サイモン』 本編の主人公 霊感体質
加賀美 剛…………本編の中心人物
荻 史子 …………高校時代の知り合い
渦間 享一 …………サイモン等の友人
長谷川 琢磨 …………サイモン等の友人
北巻 しぐれ………成田で開業している医者の娘
山本 竜樹 ………北巻しぐれの元彼氏
河原 千鶴 ………北巻しぐれの幼馴染
清水 真実 ………サイモン等の友人
1990年から1998年で書き上げた作品を投稿します。
少し手直ししました。よろしくお願いします。