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山神様(やまがみさま)と桃のはなし  作者: ぽすしち


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地蔵婆(じぞうばば)


 そこまでじっくりと眺めてしまったものだから、すこしわらいをうかべた顔で、老婆がこちらに頭をさげた。


 こちらもあわてて頭をさげてから、もしかすると、どこか加減が悪いのかとおもいあたる。



「その、・・どうかなさいましたかい?」


「いいえ、立てないわけではございませぬ」



 ヒコイチの顔をみて、相手は心配しないようにと、立ってみせた。



「 すこし、―― 人をさがしておりますゆえ、ときおりこうして、道をながめておりまして・・・。 村の人たちからは、地蔵婆じぞうばばなどと、よばれております」


 

 その呼び名が気に入ってるように、笑う声まで、なんだか上品だった。





 人をさがすのに、こんな人通りのない道で?



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