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適当にのりで書いてるので文章めちやくちゃです。
誤字脱字のみ指摘は受けますが、批判はいりません。
適当ですからね。
少年と少女は狭い犬用の檻の中で体を寄せ合い震えていた。
少年の名前は安倍明、少女の名前はイザベラ
だが、この場所ではそんな名前では呼ばれない。
「おい1223番と1224番、出ろ」
いかつい男が檻の中で震える二人に声をかけた。
ここはどこだろう、コンクリートの壁と並べられた檻に赤ん坊や小さな子供ばかりが入れられている。
普段どうりに生活していたのに、いきなり誘拐され二人はここに連れてこられたのだ。
お互い面識は無かったが、狭い場所に詰め込まれて長い間移動したために、会話を交わすようになっていた。
それを知ってか、男達は二人を一緒の檻に入れていたのだ。
「おまえらには、お偉いさんが丁寧な教育をしてくださるから喜べよ」
男はニヤニヤしながら、二人を綺麗なバスルームに案内し、そこにいた二人よりも年上の子供に体を洗わせて、白い布の服を着せて、今度は少し綺麗な場所に連れてきた。
そこには背の高い金髪の白人の男が豪華な椅子に座って、酒を飲んでいた。
「おお、これがちみの言っていた双子座にいいんでないかなカップルえぷ?」
男の背後に立つ眼鏡で白衣の男が答えた。
「二つをつなげるには拒絶反応が出ないようにしないといけません。彼らは違う色を持つ人種なのに、適合しそうなのです」
「うーん、できれば黄色より白、黒の方が良かったエプ」
「あとあと黒が見つかればまた融合しましよう」
そういうとエプ男は狂ったように手をたたいた。
「うーん、いいね、いいね、今回の出し物はこれでいい」
そんな訳の分からない会話を聞いて、明とイザベラは困惑した。
「なんの話なの」小声でイザベラが明に問いかけると、エプと呼ばれる男が言った。
「君たちの話エプ」
眼鏡男が説明を始めた。
「これから君たちは改造人間としてDSの戦士になると言う名誉なことの話だよ」
「DS?DSってなんなの」
「君たちのような木っ端な見世物怪人のご主人様の名前だよ。世界を統べるスーパーエリート人類を超えた存在、そのすばらしい人々に、君たち矮小なカスの体や血を捧げるのだ」
明はその訳の分からない話に頭が混乱した。
これは何かの夢かどっきり企画なのかも、お母さんはいつ迎えに来てくれるんだろう。
だが、そんな逃避は役に立たなかった。
「ふむ、改造前に血をいくばくか抜くとするエプか?さあ、いいものを見せてやるエプ」
エプ男が手を振ると、奥からガラスケースが出てきた。
「いやあああああああああああああああああああ」
その姿に明は声を震わせ、イザベラは気を失いそうになった。
「どうエプ?ムカデ人間エプ」
そこには子ども達が連なり、ムカデ人間に改造されていたのだ。
恐怖におののく明とイザベラ、眼鏡の男達が二人から採血しようと注射器を構えた。
「いひひ、いい感じでアドレナグレムリンが出てる、いい血が取れる」
眼鏡男の舌なめずりをした。
男達は悪の秘密結社DSの手先であり、子供達を誘拐したり、買ったりして、この悪の要塞島に連れて来ては、売春させたり、若返りのために血液を採ったり、子供を改造して見世物や、自分たちの手下にしていた。
イザベラはその極限の狭間に前世を思いだし、自分がハイパーセルフと言う高次元の自分と会話し、神と呼ばれるものとも交信した能力者であることを思いだした。
今ごろではあるが、ここはピンチの一番、イザベラのハイヤーセルフは言った。
安倍の明の力を覚醒せよと