四
僕の住む街には昔から伝わる
ある言い伝えがある。
冬の季節、寒い夜にしか現れない
おでん屋さん。
通称「雪原のおでん屋」
この日、僕も常連のお客さんになった。
「そういえば、結局
ここのおでんっていくらなんですか?」
「牛すじと餅入り巾着は150円。
そのほかは全て100円だよ。」
「安っ?!」
「蓮!アンタお酒呑めるかい?」
「梅さん?大丈夫ですよ。」
「じゃあ、ビールも奢ってやる。瓶?缶?」
「何から何まで、ありがとうございます。
梅さん。じゃあ缶で。」
梅さんはそう言うと、雪原さんに
「旦那!蓮に缶ビールくんな!」
と言い、自身も瓶ビールをグラスに注いだ。
僕は梅さんにお礼を言うと雪原さんから
キンキンに冷えた缶ビールとグラスを貰った。
「ありがとうございます。雪原さん。」
雪原さんは僕に微笑むと茂満さんの方へ向かった
僕はキンキンに冷えたビールをグラスに注いで
心の中で乾杯した。
視界の端で、茂満さんと
梅さんと雪原さんが談笑している。
環さんはおでんを食べながら、
僕に話しかけて来て、お互いに笑い合った。
そうして雪原のおでん屋は、
今日も笑い声に包まれて、
寒い夜を超えてゆく。
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これにて、プロローグ
「おでんノ匂いニ誘ワレテ」
終幕で御座います。
次からは本編に移ります。




