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おでんノ匂いニ誘ワレテ
屋台のおでんって憧れですよね。
作者も行ってみたいです。
雪原のおでん屋、楽しんで貰えると幸いです。
僕の住む街には、ある言い伝えがある。
冬の季節、寒い夜にしか現れない
おでん屋さん。
通称「雪原のおでん屋」
赤い提灯、では無く青い提灯が
ぶら下がっており、暖簾も青色だった。
しかし、その屋台を見た者は少なく、
都市伝説として代々受け継がれていた。
店主の名前は、雪原さん。
女性の様な顔立ちをしているが男性だ。
ちょんと結んだ髪の毛は真っ白で、
瞳は藍色だった。
いつも白地の着物を着ていて
まるで冬の妖怪、雪女みたいだった。
何故、僕がこんなにも詳しいのか、
実は先日、そのおでん屋を
見つけてしまったのだ。
都市伝説だから、冗談だと思っていたが
本当に実在していた。今でも、覚えている。




