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第二話 裏と言えど複雑ではない。

 想定していたよりも宴は早く終わり、風呂に入った後、各々自分の部屋で就寝することになった。


 ……召喚されたのが夜五時ということもある。さすがの王宮勤めの使用人と言えど、十人以上もしっかり対応しなければならない客が増えたとなれば混乱するものだ。

 言い方はあれだが、早いところ寝かせてしまった後で、ボロが出ないように再度準備を整える手はずなのだろう。


 理央は普通よりも耳が聞こえるのだが、厨房が大混乱だった。

 召喚されたときに『十人もいるぞ』と兵士が言っていたので、想定よりもかなり多いのだろう。


 結局、国王以外の王族に会うこともなく……というか、バーンズ国王の子供は息子一人、娘三人とのことで、しかも息子が多忙なので城にいない上に、長女は姿を現さず、次女と三女はまだ幼いので寝ているらしい。

 ちなみにバーンズ国王は普段から多忙なのか普通に起きていた。

 夜は学生の時間ということでなかなか生徒たちも寝なかったわけだが。


 閑話休題。


 想定よりも多い召喚された勇者たち。

 だが、その中でも聡いもの、まだ混乱している者、受け入れているとは言えない者、いろいろいるのだが、『厄介』と認定されたものはいる。

 理央である。当然である。


「……面倒なのが一人いますねぇ」


 召喚された勇者たちはかなりの好待遇である。

 だがそれと同時に、エレメント大陸の五大国であるホーリーセントラル神聖国の教皇であるアルガードもまた好待遇を受けるに値する地位にいる人であり、城の中には彼専用のゲストルームが設けられている。

 そのテーブルで資料を見比べているアルガードだが、あごひげを撫でながら呟く。


「アルガード様」


 部屋を暗くしているアルガードの部屋に、三人の人影が音もなくあらわれる。

 いずれも機動力を重視した黒装束で、鼻から下を隠している。

 簡単に言えば、『暗部』という言葉が正しいだろう。


「うむ。天道理央。という勇者ですが、今夜の間に始末し、死体を処分しておきなさい」

「ハッ!」


 指示を受けた三人がその場で消えていった。

 暗部と言えど、『執行部隊』となれば、作戦の意図は重要ではなく、作戦を遂行することが最優先である。

 三人が消えていき、天井の板が外れる音がわずかにした。

 その数秒後、ドアがノックされる。


「アルガード様。リグルドです」

「入ってください」


 アルガードが返事をすると、二十代半ばの一人の男性が入ってくる。

 白い髪をオールバックにしたやり手のナイスミドルで、アルガードほど装飾が多くないがローブを身にまとっている。


「アルガード様。こちらが召喚された勇者の基本的な資料になります」


 そういって渡してきた紙は二枚。

 どちらも五段ずつに分かれており。召喚された生徒全員の簡易データを載せている。

 それぞれのデータの左端には顔写真があった。


「ふむ、魔導カメラで『盗撮』したものですか?」


 科学技術としてカメラの開発は進んでいない。

 ただし、光属性魔法を駆使したマジックアイテムにより再現することは不可能ではない。

 まあ最も、セキュリティという概念を考えると、法的な証拠能力を有するには至らないだろうが、この場ではそれよりも重要な点が一つある。


「はい。盗撮と命じて撮らせたものです」

「なるほど」


 アルガードはパラパラとめくる。

 そして、すぐに一番上の紙に戻ってきた。


「天道理央。彼だけが『カメラ目線』ですね」

「ええ。視線に気が付く能力が高いのか不明ですが、かなり警戒心が高いです」

「ふむ、彼に関してはすでに始末するよう、『暗殺ギルド』の執行部隊に命じました」

「ホーリーセントラル神聖国の裏に存在する『暗殺ギルド』ですか……」

「ええ、最高の人材を三人用意しました。とはいえ……この城はイーストフレア王国の本拠地ともいえる場所。おそらく王族を始末することは三人にも不可能でしょう。似たような組織はここにもあります。しかし、現れた十人もの人間を守り切るのは優先度が低くなるでしょう」

「そこまでしますか……」

「ええ。数多くの政敵を潜り抜けてきた私の勘ですが……彼も相当の修羅場を潜っている。油断はしません。初日でわずかに緊張がゆるんだ隙に、首を斬る。自動防御系統のスキルやギフトを持たないものは等しくこれで始末できますからね」


 そういって、アルガードはグラスに入ったワインでのどを潤す。

 そして、ニヤリと笑みを浮かべた。


「どれほど警戒心が高くとも、武器すら与えられず、ギフトもスキルも大したものを持っていないものが超えられない壁というものはある。我々の計画を崩しかねない彼には、舞台から消えてもらいましょう」


 勝利を確信するアルガード。

 だが、リグルドはまだ気になることがあるようだ。


「……どうかしましたか?」

「いえ、これは天道理央には関係のないことなのですが……召喚の儀式は、その召喚する相手の素質が大きければ大きいほど、儀式を行う術者への負担も大きいと聞いています。ギフトそのものが宝玉によってもたらされる後付けとはいえ、そのギフトに耐えられる素質を持つものが九人もいることを考えると、その反動も大きいはずです」

「ふむ、確かに文献を確認する限りでは。歴代の召喚の儀式を行った術者は死亡している……今回儀式を行ったミーティア姫はどうなっているのですか?」

「儀式の反動で、体内の魔力回路がズタズタになっているようですね。苦痛と倦怠感によりベッドで唸っているそうです」

「なるほど、やはり反動は大きいようですね。しかし……死亡するには至らない」

「今回の勇者召喚は人数が多い。これまでよりも負担が少ないということはありえません」

「ふむ……歴代の召喚された勇者の力が圧倒的だった可能性もある。そうなると、文献の通りの力を出せない可能性もありますね。再計算を行う必要があるでしょう」


 再び召喚者たちの資料を見るアルガード。


「ふむ……弱いとは思えませんが……何か、私たちですら気が付いていないことが発生している可能性がありますね。一刻も速く本国の機密書庫で調べましょう」


 そういってアルガードは立ち上がった。


「真夜中ですが、今から本国に戻りましょう。この手の調査は迅速に限る」

「はい」


 圧倒的な権力を持ち、絶大といえる地位に立つアルガードだが、どうやらフットワークは軽いらしい。

 バーンズに対する手紙を簡単に書いて、本棚から本を数冊取り出して微調整しながらテーブルに置き、ワインが入ったグラスの位置を調節。

 暗殺部隊に対して『任務完了次第、本国へ帰還せよ』とメッセージを残す。

 余計な資料は部屋には一切残さず、即座にパッパと部屋を出ていく。


「普段から馬車の手配だけは即座に済ませることができるようにしておくものですね。こういう時は役に立つ」


 アルガードは馬車の近くに到着した。

 しかし……


「お、アルガードさん。さっきぶりですね」

「「!?」」


 馬車の出入り口の傍で待機していた理央の声に驚く。


「お、お前は……」

「どうも、天道理央です」

「い、一体何をしにここに来た」


 アルガードとリグルドは、三人の男によって暗殺される前に馬車に先回りしていたと考えているようだ。


「てっきり叫ぶと思って防音の魔法を使ったのに無駄骨になったな……まあそれはいいか。この三人の返却だよ」


 そういって理央が指差した先にいるのは、先ほど見たばかりの黒装束の三人組だ。

 いずれも縄で拘束されており、テープで口を閉じられている。

 ただ、口の中でカチャカチャと音がするので、おそらく舌をかみ切って自殺しないためと、口の中に潜ませた毒物を飲まないために口の中に金具を入れて制限しているのだろう。


「!?……な、ば……馬鹿な……いったいどうやって……」

「リグルドさんだったかな?認識が甘いぞ。武器とギフトがなくっても魔法はあるんだ。だったらこの程度で驚いたらダメでしょ」

「ぐっ……油断したのか……」

「油断じゃないよ。俺たちの顔写真を集めてたみたいだけど、その写真を盗撮したのは使用人に変装してたこの人だからな」


 理央が三人組のうちの一人を指さす。

 理央の言葉に、指をさされた男が驚愕する。

 どうやら、そこまで気が付かれているとは思っていなかったようだ。


「結構至近距離で撮ってたし、写真機を小型化した反面、どうやら画質がブレずにしっかりとれる距離は近くなってるみたいだな。とまあそんな感じで、この三人が俺を相手する際に油断してたわけではないよ。単に俺の方が上手だっただけだ」


 そういって、アルガードとリグルドに背を向ける。


「おい!ほ、本当に返却だけが目的なのか?」

「あー……一応言っておくと、この三人の腕前はいろいろ相対的に判断すると高いものだったよ。任務失敗の罰を与えるのはそっちの自由でいいけど、この三人くらいの腕前まで育て上げるのは正直骨が折れるだろうから、処刑するのはお勧めしないな」

「な、なにを言っているんだ。貴様を殺そうとしたものに向かってアドバイスのつもりか?」

「アドバイスじゃないよ。俺は別にいつでも遊びに来てもらいたいと思ってるけど、歯ごたえのない子ばっかり来たらイライラするだろ?だから助言してるだけ」


 そういって溜息を吐く理央。


「そうだな。とりあえず俺からの要求は一つだ」

「な、なんだ?」

「アンタら、ちょっと俺のクラスメイトに絡むの待ってくれない?」

「……は?」

「異世界に来てしまったからな。さすがに人の悪意ってものをしっかり学んで、この世界にあった成長をする必要がある。ただ……アンタらの悪党としてのレベルが高すぎて、アイツらの教材には適さないんだよ。だからちょっと待っててほしいんだ」

「そ、それを守らなかったらどうする?」

「それが俺のクラスメイトに手を出すってことなら……まあ、馬が合わない奴もいるけど、九人しかいない同郷だ。アイツらに何かあった時、俺がどれくらい怒るのか、アンタらにどれほど残酷なことができるのか、少し気になってはいる」


 最後に、とびきり冷たい目で二人を見る理央。


「実験台と見せしめなら、歓迎するよ」


 そういって、理央は馬車を留めている部屋から出ていった。

 バタンと扉が閉まり、それと同時に、アルガードの姿勢が少し崩れる。


「アルガード様!」


 リグルドが支えた。


「……ふう、リグルド、どう思いますか?」

「彼は、大変危険と思われます。ただ、この三人ですら処分できないとなれば……こちらも手段を選んではいられません。ただ、こちらが手段を選ばないと決めた時、彼は我々の想定を超えた進化を遂げている可能性もあります」

「……チッ。仕方がない。少しだけおとなしくしておきましょう」

「い、いいのですか?」

「リグルド。まだ若いので経験していないのかもしれませんが、『天才の逆鱗に触れる』というのは最大の愚策です。それをした多くの政敵が、私の前から姿を消していきました。正義でも悪でもない、純粋な才能で轢き殺す。そうした天才たちの趣向に合わないもの達は、表舞台で生きていくことすらかなわないのです。私もあなたも、一度、彼に見られた。これからは警戒しなければなりません」

「で、ではこれからどのように……」

「逆鱗に触れてはならないといいましたが、彼にも許容する部分はあるはず。まずは彼の『趣向』を探りましょう。そのうえで、我々の計画の全てをキーワード管理し、彼の趣向に合わないものを排除しなければなりません」

「そ、そこまでの対応が必要なのですか?」

「リグルド、すべて説明しなければわかりませんか?暗殺ギルドの最高の人材を三名用意し、その三人が油断しなかった。それでも向こうが上回った。君は『暗殺』というものを防ぐために必要なものが何もわかっていない。そして、その最大の暗殺すらも超えるほどの頭脳を持つということが、どれほど優れた才能なのかがわかっていない」


 アルガードの脳内に存在するのは、圧倒的な『恐怖』だ。

 齢七十まで、宗教国家で他者を下し、そして教皇に至った手腕は伊達ではない。

 そのアルガードが下した『召喚初日の暗殺』

 視野が広いとか、気が利くとか、そういったものをはるかに超えた者を殺すとなれば、それは『初日』しかありえないのだ。

 だが、それすらも超えてきた。


 合理的かどうかはともかく、暗殺そのものは成功すると確信していたのだ。

 だが、それを超えられたとなれば、アルガードとしても警戒レベルを最大まで上げなければならない。


「一刻も速く戻りましょう。それから……ホーリーセントラル教会の中で、ある程度の権限と全責任を与える人材をいくつか用意しましょうか」

「ど……どのような理由で?」

「逸る愚者に実験台になってもらうのですよ」


 そういうと、アルガードは馬車に乗り込む。

 リグルドは理解はしたが、まだ納得はしていない様だ。

 そういう顔をしている。

 アルガードはそんなリグルドを見て、少し、腹黒い目を向けた。


 ★


(人間の動きは神経に支配され、神経は電気によって支配される。だったら、暗殺部隊が気が付かないほどの……髪の毛よりも細い電気糸を魔法で作って、うまくあいつらの体の神経を支配すればいいってことなんだけどな。まあ、それはもう済んだ話だ。さて、どうするかな)


 召喚された次の日の朝。

 理央は浅い眠りから目覚める。

 そして、布団の中に自分以外の人間が寝ていることを認識した。


「うぅん……」


 そこでは、理央に抱き着くように白雪冬美が眠っている。

 理央の胸に顔を押し付けて、しっかりを抱き着いている。

 そのため、年齢と身長に不相応な大きな胸が理央の体に押し付けられて形を変えているが、理央の表情は変わらない。

 異性の体が気にならないわけではないが、勃起しているわけでもない。

 理央は性欲よりも解析欲求が強いのだ。

 無防備な異性に体を押し付けられて感じている自分の感情すらも、その解析欲求の対象になる。

 そのため、冬美のような妹系美少女に抱き着かれているという状況であっても、それによって自分がどのような感情を得ているのかを客観的に解析しようとするため、そっちに気が乗らないのだ。


 とはいえ、それなら起こせばいいのではないかという話になるのだが、あえてそれはしない。

 理由としては、冬美は寝言を言うことがそこそこ多く、その時も彼女の感情が結構出てくるのだ。


「ぐすっ……お父さん……お母さん……」


 両親を呼びながら涙目になっている冬美。

 天真爛漫な彼女らしいといえるだろう。

 異世界に来て、そして帰ることができないのだ。

 冬美のような性格なら、友達だってきっと多いだろう。慕うものも多いだろう。

 そしてその結果、人間として、冬美が好きだと思うものだっているはずだ。

 その人たちと会えないとなれば、当然悲しいに決まっている。


「モチョペンパップー……」

(誰?)


 悲しいのは分かるが、冬美のネーミングセンスが独特すぎて感傷に浸れないというのが現実である。注意したところで改善は不可能なのでスルーしかない。

 犬かもしれないし猫かもしれない。ハムスターかもしれないしカブトムシかもしれない。

 どれともいえない名前である。


「んん……む?」


 冬美の声に覚醒の色が宿った。

 そのまま目を開けて、パチパチきょろきょろと首と一緒に動く。

 そして上を見て、理央と目が合った。


「あ。理央君おはよう」

「おはよう」


 冬美は抱きしめていた手を緩めて、そのままもそもそとベッドから降りて、「んにゃああああ~」と両手を上に伸ばした。

 その時に大きな胸が強調されるが、理央は特に気にしない。


「……理央君。そろそろ朝かな?」


 理央は持ってきたスマホを見る。

 こちらの時間に合わせておいたものだ。

 そこには『07:03』と表示されている。


「七時三分だ。まあ朝と言えば朝だな」


 準備が忙しいギャル系の生徒ならそろそろ起きてないと不味いだろう。

 まあメイク用の道具を持ち込めているとは思えないが。

 というかギャル系の生徒はいないけど。


「む~……私は自分の部屋に戻ってるから、またあとでね~」


 目をゴシゴシとこすりながら、まだ眠そうな顔でドアを開けて出ていった。


「……まあ、行動はともかく雰囲気はいつも通りか」


 とはいえ、よくもまあ男子の部屋に忍び込んで抱き着いて寝ているものだ。


(冬美が俺を慕うようになったのは……大体半年前か)


 高校一年の三学期くらいだ。

 一年の時も理央は冬美とクラスメイトだったが、冬美の父親が多額の借金をしたのだ。

 ……いや、その父親本人の借金はすくなかったのだが、連帯保証人という残酷なワードによって三千万円という莫大なものになった。


 その時真っ先に動いたのが赤座だった。

 父親が地元の有力者だったこともあり、三千万円という金額も一応動かせるのだろう。

 ……ただ、理央が調べた結果、冬美の父親の借金は赤座が金貸しと手を組んで作り上げたものであり、三千万円を赤座の父親が出すとしても、結果的には金貸しを巡り巡って赤座の父親の手にほとんど戻ってくるようなシステムになっていた。

 おそらく三千万円という金額を出す代わりに恩を売って、その結果として冬美の体を狙ったのだろう。

 その時点で冬美の両親に会ったことがないので感情は不明だが、もしかしたら赤座の意見を了承せざるを得ない状況に追い込まれていたかもしれない。


 ちなみに、宝生はスペックも高いし顔もいいのだが、親の経済観念が少々いい程度で金が余っているわけではないし、宝生自身もそのスペックを活かして何かを稼いでいたわけではないので、金があったわけではない。

 だからこそ、赤座が何とかするといっていて、それに対して対抗することはできない。


 ただ、冬美はその時点で、理央が観察する対象だった。

 十六年という年月を生きていて、あそこまで純粋さを保ち、そして常に元気いっぱいのエネルギーがどこから湧いているのか。それが気になっていたのである。

 ちょうど、株とFXで『遊んでいた』こともあり、金はかなり余っていた。

 そのため、宝くじの会社に電話を入れて交渉し、三千万円の宝くじを五千万円を出して用意してもらって、それを赤座が見ている前で冬美に渡したのだ。

 もちろん、理央がその番号の結果を知らないようなそぶりで渡している。


 結果として借金はすべて返済された。

 冬美は大喜びしていたし、当然その宝くじを渡してくれた理央には感謝していた。

 もちろん冬美の両親からも感謝された。

 番号の結果が発表される前に渡していたので理央がその結果を知らなかったという表向きのところは生きているので、理央としては『運が良かっただけ』の一点張りだったが。


 冬美が理央を慕うようになったのはそのころからだろう。

 そしてそのオマケとして、理央は赤座から『まぐれ野郎』と呼ばれるようになった。


「……まあ、大したことじゃないか」


 結論を言ってしまえば、金で解決できる話など、理央にとっては何の恐怖もない。

 ただ、それだけのことである。

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