表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/119

6話 ルナ

6話 ルナ




私は今自分の部屋で寝ている、隣にはアリスが寝ていた


(なんで、こうなった?)


隣で寝ていた、アリスが拷問されている記憶が思い出しているのだろう、うなされている


「や、辞めて!殴らないで!なんでも言う事聞くから、辞めて!助けて!お母さん…いかないで!」


私はそれを見てアリスを抱きしめる!アリスが落ち着いて暴れるのを辞めてまた寝る


「お、お母さん…」


アリスは寝言をいい、私はアリスをそのまま抱きしめて考える


(うーん、最初は私の予想通りに動いていたのに、アリスが動いてから結果が変わったな?これをいい機会だと思って逃げようとしたのに参ったな!これは逃げれないかもしれない)


私は先程の事を思い出す


私はコニーとアリスの3人でお父様のとこにむかう!私が話があると伝えたので面倒そうに私の方を見る、だがアリスがいる事に気がつくと


「あ、アリス!よく無事で心配したぞ!エリスは?エリスはどうしたんだ?」


お父様がアリスを抱っこして喜ぶ、アリスが安心したかの様に泣き出す


「お父さん!.お母さんが!お母さんが!死んじゃたよ…ウワァーン!」


「な、どういう事だ!教えてくれ!アリス」


アリスが泣いて会話にならない、コニーが私が言いにくそうにしていたのを説明する


「カリム様、実は…」


「な、なんだと!エマ!そこまで愚かだとは思わなかったぞ!アリスはここにいてくれ、ルナはコニーと一緒に部屋にいろ!いいか絶対に勝手に部屋から出るな!」


アリスを椅子に座らせて私を見る


(やっぱりか、コニーと一緒に逃げるしかないか?どうせ部屋にいれば兵士達と一緒に来て、私を殺しにくるだけだしな?)


そんな事を考えるいるとアリスが私に抱きついて


「お父さん、私はルナお姉ちゃんと一緒にいたい!お姉ちゃんは自分の立場が危なくなるのを覚悟で私を助けてくれたの!いいでしょう?」


「な、ダメだ危ない!いいかい、エリスが殺されたんだ!父さんにはお前しかいないんだ!お前に何かあったら父さんは…」


「お父さん、大丈夫だよ!ルナお姉ちゃんは私に変な事はしないよ!それにルナお姉ちゃんはお父さんの子供なんだよ、妹に変な事するわけないじゃない?お父さんは自分の子供を信じられないの?」


アリスは無邪気にお父様に質問する


(…この子は以外と考えてるな?以外と頭がいいのかも?)


私はそう思った。お父様は答えを困ったようにしてアリスの質問に答える


「そ、それは、わかった!とりあえず母さんの仇は俺が取るから、アリスはルナとルナの部屋にいればいい、いいかい何かあれば報告するだよ!ルナ!アリスの面倒を見ろ、わかっているな!」


お父様は殺気を込めた目で私を見る、私は内心呆れながら答える


「はい、わかりました…」


その後お父様はエマお母様をクラエス家の犯罪者を閉じ込める場所に監禁した、その内処刑されるだろう


アリスは私に懐いた、恐らく前世の話しをしたのが良かったのだろう、アリスにとって私はお姉ちゃんであり、もしかしたら母親の面影を見ているのかもしれない


アリスは私の部屋に一緒住み、何をするのもアリスは常に私とくっついて行動した、なのでお父様が私と離そうとしても上手く行かないみたいだ、毎日、お風呂に一緒に入り、一緒に寝る、終いにはトイレもついて来ようとするのだ


(なんか、前世の小さい頃の娘を思い出す、私がトイレに行こうとするとついて来たっけ?よくトイレの扉の前で私が出てくるのを待っていたな、でもあれは小さい頃だ、アリスは当てはまらないはず?拷問された事でトラウマや幼児退行したとか?私は専門家じゃないからわからない、アリスに関しては手探りで付き合っていくしかないみたいだな)


アリスは寝る時に睡眠薬を使う、じゃないと夜中に拷問の記憶が戻り恐怖で目が覚めるのだ、私はその度に抱きしめてあげ、アリスが落ち着くまで背中をさすったりしてあげる


私はいつも寝る前にホットミルクを飲む、アリスも一緒飲むようになり、それに睡眠薬を入れて飲むのだ。朝までぐっすり寝る


最近は朝起きると私の体の上にアリスがガッチリ体に抱きついて、抱き枕状態でアリスがよだれを私のパジャマなどにベッタリくっつけて寝ている事が多い


それに時々私の上に乗り抱きついた状態でおねしょをするのだ、朝に大惨事になって泣くアリスを慰めながらお風呂に一緒に入る事が多い、しかもアリスはかなり力が強い抱きつかれて寝ると体が動かせない!まあ、可愛いから許せるがこんな風に懐かれると前世の娘が小さい時の事を思い出す


(なんか、懐かしいな?悪くないかも?)


私はアリスの背中をさする、アリスは寝ながら寝言で


「お母さん…もう離さない!どこにもいかないで」


私はそれを聞いて、心が痛んだ


(私のお母様がアリスのお母さんを殺したんだ!私がこの子の母親役をすれば、この罪悪感は消えるだろうか…)


そんな事を考えているとアリスが起きて私を見て微笑んで


「おはようルナお姉ちゃん、ゴメンねまた抱きついて寝てたよ」


私はアリスの頬を撫でながら


「いいよ、そのぐらい、アリスは妹だからね?」


アリスは嬉しそうに笑う


「へへ、ルナお姉ちゃん、大好き!」


アリスが私に抱きついてくる、私はアリスの頭を撫でながら微笑えむ


「私もアリスの事好きだよ、さあ、ご飯を食べよう」


私達は仲良くご飯を食べる

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ