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5話 ルナ

5話 ルナ




「お、お姉ちゃんなの…」


その言葉でこの子が私の妹のアリスだとわかった


「も、もしかして君がアリスなの?お父様が探していたんだ、無事でよかった!このゲガは誰にやられたの教えて?」


(私は凄く嫌な予感がしたが聞く、外れて欲しい)


アリスは私を見て怖がっていた震えながら


「あ、あのお願いです!もうあそこに戻るのは嫌なんです!戻るくらいなら、こ、殺してください…」


(私に殺して欲しい!普通だったら助けてもらえると喜ぶとこを、やっぱり、お母様か…)


「エマお母様にやられたんだね?大丈夫だよ、私とエマお母様は仲が悪いから、助けてあげる」


「ほ、本当ですか!あ、ありがとうございます、お母さんが殺されて、毎日、毎日、痛い事をされて、グスッ、うわぁーーん、お母さん、お母さん、うわぁーん」


アリスは泣き出した、私は抱きしめて頭を撫でながら落ち着くまで待つ、その時、コニーが真剣な顔で


「ルナ様、私はアリス様をここで殺すべきだと思います!今なら間に合うます、ルナ様ならわかっているはずです!ここでアリス様を殺さないとルナ様が殺されます、ルナ様がやらないなら私が…」


コニーの話しにアリスがビクッと反応して、恐る恐る私の顔を見る、その目は絶望している目に見えた、私は微笑んでコニーからアリスを庇う


「コニー、貴方の意見は間違いないわ!このままだと私はお父様に殺されるでしょう、お父様の大事なエリスさんを殺して、アリスにはこんな酷い仕打ちをしたんだもの、エマお母様は殺されるでしょうね、そして私も、お母様を殺されていつアリスに弓を引くかわからないからね?でもね、子供が助けを求めているの、しかも妹だよ?私は助けるわ」


「ルナ様、私からすればルナ様も子供です!もっと自分を大切になさってください!お願いですから」


コニーが泣きながら、私を説得しようとする


「コニー、部屋のお風呂を準備して?私はアリスと入るわ!その後食事も用意して、その後にお父様に連絡を」


私の決意を知って、コニーは諦めた様子だ


「つぅ、わ、わかりました…」


コニーが泣きながら部屋に戻る、アリスは私の方をジッと見て


「お、お姉ちゃんはこのままだと、お父様に殺されるの?」


私はアリスの頭を撫でながら


「ふふっ、アリスは気にしなくてもいいのよ?お父様は私を愛していないの、だからいつかなんかの理由でこうなっていたわ、私を愛してくれているのはコニーだけなんだ!親に愛されないのは少し寂しいけどね、さあ、お風呂に入ろうか立てる?」


アリスは足がガクガク震えていた、私は微笑んでアリスをお姫様抱っこする!アリスは顔を真っ赤 にして


「あ、あの…ありがとうございます」


「いいんだよ?お姉ちゃんなんだから!それに言ったでしょう?私が助けてあげるって」


私とアリスは私の部屋に行く、部屋のお風呂場に行って私とアリスでお風呂にはいる、私はアリスの髪を洗ってあげる…


「あ、あの、私1人でも洗えますよ?恥ずかしいです…」


「いいから、アリスはジッとしていて…♪〜♪♪〜♪〜♪〜」


私は鼻歌を歌いながらアリスの髪を洗う!一緒に体を洗い2人で湯船に浸かる


「お風呂から上がったらご飯を食べて、それからお父様に会いに行こう!そうすれば君は安心だよ?」


私はアリスと湯船に浸かりながらアリスを後ろから抱きしめながら言う、アリスが戸惑いながら


「あ、あの、なんで私を殺さなかったんですか?今も、私を殺すチャンスはいっぱいありますよね?」


私はアリスの頭を撫でながら


「ふふっ、そうだね、アリスには私の秘密をお話しようかな?私は前世の記憶があるんだ」


「えっ、ぜ、前世ですか?それって自分以外の記憶があるって事ですか?」


「お、凄いね!よくわかったね、私はね40歳で死んだんだ、旦那と子供が1人いて女の子だったんだ、確かに私は死にたくないけど、子供を犠牲にしてまで生きたくはないかな?」


「私は、母さんが目の前でだんだんと弱っていく様子を見せられて助けられなかった、母さんを幸せにしたかった、助けたかった」


「アリス、君がそう思ってくれるだけでお母さんは生きてて良かったと思っていると思うよ、私も母親の経験があるから、自分の娘にそんな風に思われていたら嬉しいからさ」


(まあ、さぞ無念だったろうけど、子供を残して亡くなるのは怖いよね)


「そうかな、私…母さんに何もしてあげられなかった」


アリスは泣きながら私の方をむき私に抱きついてきた、私は抱きしめながら


「多分、その気持ちだけで充分だよ、アリスのお母さんは君だけでも助かった事に安心しているよ!こうして転生があるって事は魂があるって証拠だから、アリスの事を見守っていると思うよ」


「うん、うん!そうだといいな、ありがとう!お姉ちゃん」


アリスが泣き止むまで湯船で抱きしめてあげる、お風呂上がりにご飯を食べさせる!まともな食事を与えられてなかったのだろう、凄い速さで食べる!私はそれを微笑みながら見る、そして考える


(よし、殺される前に家出をしよう!だいたい殺されるまで待つ必要がないよね?コニーはついて来てくれるかな?こんなに剣が強いんだ、他の国に逃げればなんとかなるだろう)


私はそんな事を考えるていた








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