14話 アリス
14話 アリス
私はルナお姉ちゃんと寝ていた、夜中に起きるとルナお姉ちゃんが私を抱きしめながら寝ていた、私はルナお姉ちゃんの口元を見る、ヨダレだ!お姉ちゃんがヨダレを垂らして寝ている
(お姉ちゃん、ヨダレを垂らしてるよ!可愛いな)
私は何故かお姉ちゃんのヨダレが気になって、気になってジーッと見てしまう、喉を鳴らす
(なんでこんなに気になるの?変だな)
私は無意識にお姉ちゃんのヨダレを自分の指で受け止めてそれを自分の口に入れる!
(あ、なんで私は口に入れたんだろう!うわ!お、美味しい!なんで?お姉ちゃんのヨダレ凄く美味い!)
全身があまりの美味しさに震える、涙がでてくる私は唾を飲み込む
私はお姉ちゃんの寝ている口に指をゆっくりと入れる、お姉ちゃんは無意識に私の指をしゃぶる、私はお姉ちゃんの体液まみれの指をしゃぶる
(美味い!マジで美味い!お姉ちゃんは美味い!初めて知ったよ!いや、そうじゃない、いくら異世界でも人の体液が美味いなんてあり得ない)
私は疑問に思いながら、お姉ちゃんの口に指を突っ込んで体液まみれの指を楽しむ、それを何度も繰り返す
〈パンパカパーン!おめでとうございます!貴方は魔王になりました!〉
私は急に頭の中に響く声にびっくりして、体が硬直する
(な、何これ?頭の中に声が聞こえるよ!貴方誰?私の頭から出て行ってよ)
〈えー!本当に出て行っていいの?いろいろ聞いてからの方がいいと思うな、これから君とお姉さんは命を狙われるんだよ?〉
(命を狙われる?どう言う事!教えなさい!)
〈お、話を聞く気なったか?まず私は邪神のカルクだ君のお姉さんはユニオンの果実だ〉
(邪神カルク?初めて聞く名前だ、いやそれどころじゃない、ユニオンの果実だって?この世界を想像した女神ユニオンが時々地上に落として停滞した世界を動かす果実だよね?)
〈そうそれだよ、君のお姉さんはユニオンの果実に選ばれたんだ、君のお姉さんは生きたまま切り刻まれて、高級牛肉の様に肉を食べられて、体液を高級ワインの様にそれに女だからね性的な意味でも王族達や権力者達に美味しく食べられるわけだ〉
私のお姉ちゃんをそんな扱いをするなんて、許せない
(はぁ、ユニオンの果実は果物の事じゃないの?本当は人間の事なの?に、人間を食べるのか…)
私にもわかった、体液であんなに美味しいのだ、肉なんてもう最高だろう
〈そうだよ、しかもキリヤ人がユニオンの果実を食べると稀に人間を辞めてしまうんだ、そう君みたいにね?おめでとう新しい魔王の誕生だ、私は女神ユニオンから新しい魔王に力の使い方を教えていろいろ助言を与えるそんな存在なんだ…〉
私はカルクの話を聞いて心が躍る!
(魔王?私が魔王!なにそれ!凄くいいかも、物語の魔王は物凄い力を持ち、全ての人類の敵だった!私もそんな存在になったのだ)
〈ふふっ、嬉しそうだね、今日からこの世界は君の玩具箱になったよ?でも注意して欲しい君達魔王に対抗できる存在、勇者が世界に至るとこに誕生したはずだ、まずはその勇者に対抗するために君の力を選んで欲しい〉
(力!どんな力があるの?私はこの人生を楽しみたい!復讐もしたい!アレフ人を殺したい!)
〈いいね!まずは君自身が強くなる、これを選ぶと君1人で1つの国と戦える存在になる、もう一つは不死王になる選択肢だ。これを選ぶと君の眷属が増やす事でき、君が人を殺せば、殺すほど君の操り人形の兵士が増えていく、とりあえず君が選べるのはこのぐらいだねどうする?〉
私は前世の記憶をフル回転させる、いくら1人で戦えても数は力だ、なら不死王の方が後々楽が出来るだろう
(ねぇ、カルク?勇者はすぐに私が魔王だと気づくの?勇者のシステムについて教えて?)
〈へえ、君頭いいね?勇者達は見ただけでは君が魔王だと気づかないだろうね!普通なら何も考えずほぼ最強の力を欲するのだけど、不死王は面倒いよ、ただ極めると勇者には倒せない存在になるだろうね?〉
(そう、やっぱりそうなんだ、なら私は不死王を選ぶわ!そして全てを手に入れてルナお姉ちゃんと幸せに生きるの)
頭の中のカルクが驚く
〈えっ、殺して食べないの?食べた方がいいよ?じゃないと時間がかかるから〉
(私はルナお姉ちゃんの体液だけで強くなるつもよ、いいから私の力の使い方を教えなさい)
私はカルクの長い長い説明を受けた、カルクはわからない事があればまた聞いてくれと念じるだけで繋がる事を教えてくれた
私は魔王になり!不死王になった
隣にはお姉ちゃんが寝ていた、私はルナお姉ちゃんの頭を撫でる
(この力を使ってこの世界はメチャクチャにしてやる!ルナお姉ちゃんと私の世界を作る、歯向かう者は殺して殺し尽くしてやる!)