118話 アリス
118話 アリス
私達は今度の学校イベントであるレクリエーション大会を面白くするとこにした…なんと3泊4日の長旅だ正直面倒いのでサボりたいしなんか面白い事もしたいとレナに相談したら、面白い実験をしているのでそれのテストも兼ねてやりましょうと言われたのだ…
レナは最近ゴブリンを使った遊びをしていると言ってとある実験施設にむかう
私は行って後悔した、あんな実験をしてるなんてビックリした
レナの実験は人間の女性とゴブリンを一緒に生活させて大量にゴブリン軍団を作って私の軍に加えるというヤベー実験だった。
正直この話を聞いた時私はドン引きした、さすがに人の尊厳を失う様な事はしないと私は考えていたからだ
(レナ、ヤバイな…人の想像の斜め上に向かってくるな…)
施設の中に入るとお腹の大きな女性が大量に檻に並ばされていて、目の焦点が合ってない女性達がぶつぶつ言いながら大きくなったお腹を撫でていた。
「ねぇ、この人達は?」
私が恐る恐る聞くとレナは微笑んで
「最近、ユエルちゃんの統治で逆らってくる人が多いらしいのです、なのでユエルちゃんからどうせ殺すならと貰って来たのですよ!殺すのは勿体無いですし?殺される前に私達の為に兵士を大量に作れるのでどちらにもwin-winの関係です」
「いや、レナこれwin-winじゃないからね?」
「そうですかね?一応最初はここに連れてきて頭のおかしくなった女性の世話をして、ここの母体として使えなくなった女性を廃棄して、世話をしている女性を母体として使う様にしているのです」
「うわ……エグいわね…」
「ふふっ、面白いですよ?世話をしながらだんだん将来の自分の姿がこれか、と頭がおかしくなっていく女性が多いのです!見ていて楽しくて楽しくて、ここのゴブリン達は私の能力で紳士なゴブリンでして毎日毎日女性を怪我とかさせない様に丁寧に扱って子作りを頑張ってるんですよ?」
レナの話を聞いてかなりげんなりする話だった。
ここで生まれたゴブリンは人間とのハイブリッドだその為知能が高く軍に向いてるそうだ。
ゴブリンの数はもう5千を超えていろそうだ、その内の500を学校のイベントで使う予定なのだと言われた。
(やっぱりレナの趣味は悪いわ…もう早く帰りたい…)
私がそう思ったが、レナは説明を続ける
私はげんなりしてうる覚えだが、簡単に言えばゴブリンの脳に寄生虫を入れて知識をあげてコントロールしているらしい、しかもこの女性も子供を産むのが幸せを感じる様に脳に寄生虫を入れていると言っていた
(うーん?それだけは救いなのかも?救いなのか?まあ、助ける気がしないからいいか!)
「まあ、わかったわ、取り敢えずお姉ちゃんとユエルにはここを見せない様にね?あの2人にはちょっと刺激が強いから…」
「もちろんです!ユエルちゃんが興味を持ったら見せますけど、ルナ様には絶対に見せませんから」
(ダメだ…ユエルの教育上悪いから見せんなと言ってるのに会話が通じない。ま、まあ、お姉ちゃんには見せないと言ってるからいいか?)
私は自分を納得させて施設から逃げた。
それから何日か経ったある日、隣国のプラリア王国とヴァルキリア王国の戦争が起き、軍事都市カリオが落ちたと学校は噂で持ちきりだった。
お姉ちゃんは気になっている様だが、私にとってどうでも良い話だ。
学校のイベントが始まる、もちろん私達はお姉ちゃんとフィル達の5人組でチームを組んだ。
教師に指示を出して私達のチームには先生や冒険者つけない様にしたのだ
朝早くにレナから念話がくる
《アリス様!村は制圧しました!レクリエーション楽しんで下さいね?》
《あんまり楽しめそうも無いけど…わかったわ!》
私達は全員馬や馬車に乗り目的の森にむかう、今からむかう森は冒険者にとってルーキーの稼ぎ場だ森の奥には村がある、モンスターのランクも最高Cランクしか出ないだがレナのゴブリンがその村を制圧して中の住民を餌や母体要員として連れ出したと報告があった…
そもそもレナの作ったゴブリンはAランククラスだ、かなり強いし頭も良い、そんなのを500の群れで襲ってくるのだ!恐怖しかないだろな…
私は村人達の御冥福を願う。
私達は馬から降りて昼休憩をしていた…
「お姉ちゃんやっぱり体調不良で帰りませんか?面倒よー!!」
私はお姉ちゃんに抱きついて駄々をこねる
「後で慰めてあげるから我慢して、ね!」
「本当?約束だよ!」
私はお姉ちゃんにキスをする、お姉ちゃんも受け入れる…
お姉ちゃんが私とイチャイチャしているのをフィルやシャナとエレンはジト目で見ていた、お姉ちゃんが少し焦る、シャナが
「お熱いですね…4日もこれを見せられるのはキツイかもしれませんね?」
フィルとエレンが
「「そうですね…」」
お姉ちゃんは慌てたが私は
「お姉ちゃんは私の物なんだからダメですよ!」
そう言ってお姉ちゃんの首筋や唇などをペロペロする
「ちょっと、待って…あ、う、」
私は皆んな見えない様に土魔法で周りを囲んで隠れる
「お姉ちゃん…どうせ休憩後もう少しあるからさ楽しもうよ!」
「アリス…どうせするなら外よりも家がいいな?家に行こうよ?」
お姉ちゃんの提案に私は乗る!
「ふふっ、お姉ちゃんがそう言うなら良いよ!」
私達は家に転移する、お姉ちゃんをベッドに押し倒して2人でイチャイチャする。