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115話 ルナ

115話 ルナ




私は朝起きるといつもの状態だった…アリスとユエルとレナに揉みくちゃにされていた


(あれ?確か学校の行事で森にそうだ!チームに合流しないと!テントには土魔法の壁と魔力障壁を張って安全を確保したけど、バレる前に合流した方が良いよね)


「アリス、レナ、ユエル起きて!森に移動しないと!起きて!」


「うーん?もう、学校どうでも良くない?お姉ちゃんゆっくり寝ようよ…」


「ダメだよ!アリスも貴族なんだから学校には行かないと!」


「ルナ様もうちょっと…」


「まだ、眠いです…」


レナとユエルが私に抱きついて際どいとこを触ってくる!私は軽く抵抗する…


何だかんだあって私が起きて30分ぐらいイチャイチャしてからお風呂に入ってから森に合流する


森では皆んな朝食を食べていた…


私とアリスはアイテムボックスでテントなどを片付けて、朝食を食べる


その後、土壁などを撤去して先生達に報告して今日の移動を開始する、今日で目標の森の真ん中の小さな開拓村に行く


今から行く村は冒険者ギルドもない、小さな村だこの森はランクの低い冒険者の稼ぎ場になっていてその真ん中にある村は綺麗な湖があり冒険者が休憩する為に整備して人が住み始めた村らしい


私達が行く理由は簡単だ、貴族の子供が一日中警戒してるのはそう何日も出来ない、なので安心出来る村の中で休憩させようとする教師陣の計らいらしい…


私達のチームは昨日ぐっすり寝ている、警戒の為に6メートルの土壁に囲まれて、更に魔法で障壁を張って二重に守っているのだ、しかも、私とアリスなんか家で寝ているし、一応私はフィル達に一緒に家で寝ないかと聞いたのだが、迷惑になるからと断れたのだ、まあ、夜に教師陣が見回りに来てごまかす為にいた方が良いと、フィル達の意見があったため引いたが…


だが他のチームはそうは行かないみたいだった皆寝不足でキツイと聞いた…


私達は村に入る、すると先に入っていた生徒達が


「な、なんだよこれ!マズイよ逃げないと!」


「おえ、ヤバイって!せ、先生に報告だ!」


生徒が走って先生のいるチームに走っていく…私は疑問に思っていたらアリスが


「皆んなストップ!血の匂いがする!しかもかなり濃いよ!」


私は剣を抜く、皆んなも自分の武器を持つ…


「取り敢えず中を確認してみよう?馬はここに置いていつでも逃げれるようにして慎重にね…」


私達は慎重に村の中を進む、中は村人らしき人達の死体だらけだ


(酷い…もはや原型を留めてない…)


その光景を見てエレンとシャナは吐いていた


(私とアリスは戦場を経験した事があるから大丈夫だけど、フィル達はキツイかも、フィルも吐いてはいないけど顔色が悪いな)


村中を探したが生存者はいなかった、教師陣がやって来て


「こ、これは…人を食っている跡があるな…ゴブリンかオークか?」


「マズイですよ!今からでも帰りましょう!」


「まずは冒険者達の話を聞いてからにしましょう」


先生達は直ぐに生徒達の護衛に雇われた冒険者達と相談する


しばらくして直ぐにこの場所から離れる事が決まった、私達も馬にエサをやってこの村から出ようとしていたら、冒険者達の焦った声が聞こえて来た


「ゴブリンだーー!!ゴブリンが大量にいるぞー!!」


「アリス!マズイかも!どうすれば?」


私は焦ってパニックになる


「お姉ちゃん落ち着いて!いざとなれば転移があるから、ね?」


アリスが私の頭を撫でる、私は少し落ち着く


先行して逃げようとしていた生徒達も慌てて戻ってきた


「クソ!囲まれているみたいだ!俺たちの護衛の冒険者達がやられた!」


教師陣と冒険者達が集まって話し始める、生徒達は村の真ん中に集まっていた


「これは戦いになるな!セクター準備をしておけ!」


ルッツ王子は自分の防具などの点検をしながら言う、セクターも頷く


「学校のイベントごときでこんなに大ごとになるとは!クソ!騎士団の連中は何をしているんだ?」


「私達も戦わないといけないね、ゴブリンか…生け捕りにされたら…」


私はそこまで言って想像して恐怖を感じた、アイツらは女性を玩具するモンスターだ…


アリスも同じ事を考えたのか私に抱きついてきた


結局、この村は現在ゴブリンに囲まれていて逃げるのは困難である事、ゴブリンは夜に活動的になるので夜にゴブリンが仕掛けてくる確率が高い事を言われて、生徒達中でも戦える生徒達も村の防衛戦に駆り出されることになった…


私達のチームで防衛戦に出るのは、私とアリスとフィルとシャナが出る事なった


「戦うのは久しぶりだね魔法なしだからね、少し不安だよ」


「私やフィルなんて初めて実戦みたいなものですから、もっと不安ですわ…」


シャナがそう言ってフィルが不安そうな顔をする私は2人を励ます


「大丈夫だよ、いざとなればアリスが転移をしてくれる予定だから、怪我の方は私の回復魔法があるから安心して」


「「はい!」」


私はアリスの方を見るとアリスはぶつぶつ何かを言っていた、私が近づくと私に抱きついてきて


「お姉ちゃん、頑張ろうね!家に帰ったらイチャイチャするよ!約束だよ!」


初めての戦場の時の約束を覚えていたのだろう、私は嬉しくなり


「うん、約束だよ!」


私は皆んなにバレないようにアリスにキスをする



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