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114話 ルナ

114話 ルナ





私は休日にアリスとシャナとフィルとエレンの5人で首都の散策を楽しんでいた


「あ、ここが本に載っていたパンケーキの店ですね?行きましょう?」


シャナは私の腕を引っ張る、私は笑いながら


「あ、待って!お店は逃げないからゆっくり行こうよ!」


「いいえ!私結構楽しみにしていたのだからダメです!」


私はシャナにドナドナされていく…お店は結構並んでいて、シャナは初めて並んで


「こんな風に並ぶのは初めてで結構新鮮ですわ」


「でも、こうして友達となら並ぶのも悪くないと思います」


エレンがそう言って皆頷いていた、この日はパンケーキを食べて、皆んなで色んなお店を見て回り終わった。


学校生活では少し変わった事が起きた、シャナとフィルが剣で私に弟子入りしたのだ、シャナとフィルは真剣だった、貴族の女の子なんだからそんなに追い込まなくてもと言ったのだが


「最近、力不足感じる事がありましてお願いします!」


フィルは真剣な眼差しで言うのでOKを出して、それなら私もと、シャナが言ってきたのだ、シャナ曰く


「せめて勇者と互角に戦える様になりたい」


と言っていた、正直いえば無理じゃないかなと思ったけど、友達がやりたいと言っているので私は受け入れた


それから何日か経ったある日、隣国のプラリア王国とヴァルキリア王国の戦争が起き、軍事都市カリオが落ちたらしい、帝国はその噂で持ちきりだった


プラリア王国の軍事都市とは東西南北に4つあるものでその1つが落ちたのだ


さすがに戦争の学がない私でもプラリア王国が不味い事がわかる


そのせいで私達学校の行事にも関わってくるとは思わなかった…なんといつもなら最初の1年生はレクリエーション大会があり森の中でクラスメイトと親睦を深めようとするイベントがあるのだが、今回は隣国の戦争にいつ巻き込まれるかわからない、貴族の子供なら戦えないといけないと言う皇帝陛下の一声で軍事訓練になった


3泊4日の厳しい訓練だそうだ


もちろん私達は仲良し5人組でチームを組んだ


モンスター相手なら私も本気を出せるし、アリスもいるので安心だ


(でも、アイテムボックスを持っていけないのは問題だな?隠れて持って行くのも悪くないかも?)


各チームに高ランクの冒険者が引率につくのだが、何故か私のチームにはつかなかった?まあ、その方がやりやすいので助かったが


私達は全員馬や馬車に乗り目的の森にむかう、今からむかう森は冒険者にとってルーキーの稼ぎ場だモンスターのランクも最高Cランクしか出ないらしい


私達は馬から降りて昼休憩をしていた


「お姉ちゃんやっぱり体調不良で帰りませんか?面倒よー!!」


アリスが私に抱きついてくる、私は抱きしめて


「後で慰めてあげるから我慢して、ね!」


「本当?約束だよ!」


アリスは私にキスをする、私も受け入れる。キスしてる間に気づいた、そういえば今回はチームで動いてる


私とアリスがイチャイチャしているのをフィルやシャナとエレンはジト目で見ていた、シャナが


「お熱いですね…4日もこれを見せられるのはキツイかもしれませんね?」


フィルとエレンが


「「そうですね…」」


私は慌てたがアリスは


「お姉ちゃんは私の物なんだからダメですよ!」


そう言って私の首筋や唇などをペロペロしてくる


「ちょっと、待って…あ、う、」


アリスは皆んな見えない様に土魔法で周りを囲んで隠れる


「お姉ちゃん…どうせ休憩後もう少しあるからさ楽しもうよ!」


「アリス…どうせするなら外よりも家がいいな…家に行こうよ?」


「ふふっ、お姉ちゃんがそう言うなら良いよ!」


私達は家に転移する、お姉ちゃんをベッドに押し倒して2人でイチャイチャする


昼休憩が終わる前に私達皆んなと合流する、私はちょっと疲れていた、馬に乗ろうとしたら


「お姉ちゃんはこっちだよ!ほら」


私はアリスに腕を引っ張られてアリスと一緒に馬に乗る、アリスは私を抱きしめる形で馬に乗りながら進む、私の馬はフィルが一緒に引いてくれた


「フィルありがとう…アリスも…」


「私は馬の扱いに慣れていますから気にしないで下さい、剣の師匠の世話なんて弟子の仕事ですから」


「ふふっ、お姉ちゃん少し寝たらどうです?」


「えっ、でも…」


私は少しその誘惑に負けそうになる…


「先程やり過ぎましたから、私に任せて下さい」


普通なら馬に乗って寝るなんて出来ない、だがアリスは飛行魔法がある、今こうして2人乗りしてる間も飛行魔法をかけてくれてる為に正直にいえば揺れもないのだ


「わかった、少し寝るね、お願い…」


私は少し仮眠を取る


次に目を覚ますとそこは今日の野営地だった私達は先生に野営地に無事着いた事を報告して、アリスの土魔法で6メートルぐらいの壁を形成してモンスターが侵入出来ない様にした


その中でテントを張り、食事を作り皆んなで食べる、その後にアリスは転移魔法で皆んなを家に招待してお風呂に入って、野営地に戻りアイテムボックスを使って皆んなのベッドをテントに出す


「アリスいいの?こんなに魔法見せても?」


「うん、大丈夫お姉ちゃんの友達だからね?少しは優遇しないとね?」


「ありがとう…アリス」


フィルとシャナとエレンはこの野営地で寝てもらうが私とアリスは家に帰って寝る事にした



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