1話 プロローグ
1話 プロローグ
私は夜の月明かりを見て気分が高揚していた。
プラリア王国の国境付近の商業都市のフーラの城壁から離れた場所にいた。
商業都市フーラは人口2万人の大きな都市だ
私今からこの都市を陥落させる。中のアレフ人は若い女と子供以外皆殺しにして、キリヤ人は全て生け捕りにする予定だ
(さて、やりますか?趣味も兼ねてやるから、楽しまないとね!)
私はこれからする事が楽しみで舌舐めずりをする
私の周りから黒いモヤが一面に広がっていく。商業都市フーラをグルッと取り囲む
モヤから、モンスターのスケルトンが武装した状態でモヤから出てくる
スケルトン達は直立不動で整列している、その数は10万を超えている
商業都市フーラの警備兵達がこちらに気づいたみたいだ、鐘がなり慌ただしく兵士達が動く
[カン!カン!カン!カン!」
「敵襲!敵襲!準備しろ!敵はモンスターだ!」
「敵襲だって!な、なんだ…この数は!」
「はぁ、あり得ないだろ?逃げ道はないのか?」
「都市全体が囲まれている!無理だ!どうすれば?」
私の名前はアリス・クラエス14歳の少女だ、全身真っ黒な鎧を着て、黒いマントをつけ仮面をつけている
私の前にスケルトン達が人間ピラミッドみたいに重なり合ってよく戦場を見回せれる様に高台を作る
槍に私が作ったオリジナルの旗をつけたスケルトン達が私の通る道に整列して槍を掲げて道を作る
私達はその高台の階段を登る、スケルトン達の背中を踏みながら登る
(ふふっ、なんかコレ自分でやっておいて言うのもあれだけど、完全な魔王じゃん!)
高台の頂上に着くと、私が指を鳴らすと私の側にいたスケルトン達が椅子になる
(魔王プレイも悪くないかもね?人の骨で椅子を作るなんて、ふふっ、まさしく魔王だね?)
私はワクワクしながら座る、座りごごちはそんなに悪くない!深呼吸をして魔法を使う、私の声を都市に伝わる様に、拡声器みたいな魔法だ
「商業都市フーラの諸君!私は不死王だ!これから商業都市フーラを蹂躙する、君達には恨みはない!だが、魂は私が美味しくいただき、肉体はスケルトンの材料にさせて貰う!抵抗は自由だ、逃げれるものなら逃げて見るがいい」
[[ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!]]
スケルトン達が一斉に剣と盾を叩きつけて音を鳴らす
凄い音だ!恐怖のあまり都市の兵士達は少しずつ下がっていく、私が号令をかける!
「ふふっ、かかれ!皆殺しにしろ!」
スケルトン達が一斉に走り出す、都市の兵士達も城壁から応戦する
「応戦しろ!相手は化け物だ!戦え!」
「なんだよ、こんな数勝てるわけねぇ…」
「クソ!応戦しろ!このままじゃあ」
スケルトン達は30メートル間隔で何体も重なり合い自分でハシゴを作り登っていく
「クソ!登ってくるぞ!なんとかしろ!」
「ひぃ、くるな…」
「うぎゃ、痛い!誰か助けてく…」
「ひぃ、来るな!来るな!」
「助けて!や…」
都市の兵士達は応戦するがスケルトン達は頭蓋骨を砕かないと死なない!しかも数は10万だ
兵士達は蹂躙されていく、魔法などで応戦するものもいたが数が違いすぎる私は顔を赤くしなから
「いいわ!はぁ、魂が流れ込んでくる!はぁ、力
がみなぎってくる…マジ最高!!」
体の中に異物が入ってきて、ゾクゾクするのだ!ちょっと快感なのが問題だ
そんな事を言いながら戦場をみる、スケルトン達が次々と兵士達を殺していく
「ひぃ、助けて…」
「クソ!俺は帰るんだ!家には妻が待っているん
だ!ちくしょ……」
「お母さん、痛い…痛…」
「こんな場所で死ねるか!死んでた…」
赤目の兵士達は次々とスケルトン達に生け捕りにされていく。兵士の目の前で急にバラバラになり兵士の体にまとわりついて3体ぐらいで体がうごかせなくなる
「な、なんで!動けない…誰か助けてくれー!」
赤目の兵士は助けを求めるが、そもそもキリヤ人を助けるアレフ人はいない、同じキリヤ人ならわからなくもないが、現状他のキリヤ人もこの方法で捕まっているのだ。
スケルトン達は次々と都市の中に入っていく!都市の中には戦えない民間人が沢山いる!民間人が逃げ惑う!
「ひぃ、来るな!来るなーー!グヘッ、」
「辞めて、この子だけは!お願い…」
「こっちだ!こっちから逃げれるぞ!」
「母さん…どこいったの!」
「来たぞ!逃げろ!早く!そんなのは置いていけ!」
「この壺だけは持っていかないと!高い壺だぞ!早くしろ!」
「助けて!お願いし…」
「退け!俺が逃げれないだろう!邪魔だ!」
「ひぃ、もう逃げれない」
都市の中は大混雑だ、逃げ惑う人達にスケルトンが武器で斬りかかる。死体、死体、死体だらけだ
(まあ、お姉ちゃんが子供が死ぬのを凄く嫌がるから、若い女と子供は助けるけど、本当は皆殺しにした方が私とお姉ちゃんの為なんだけどな?少し味見しちゃおうかな?ダメだ!我慢だ家に帰ったら姉さんに甘えよう!)
私はそんな事を考えながら、スケルトン達が虐殺する様子を魂を体に入る快感を感じながら鼻歌を歌いながら見ていた
拙い小説ですが、面白かったらブックマークお願いします!