第一話
「ハァ、やっと終わったー」
凝り固まった体をほぐす。
「上がりすっか?先輩」
「おう、お前もほどほどにして帰れよ。岸田」
「はは、僕は新人ですから。先輩みたいにすごくなるにはもっと頑張らないと。」
「そうか、体壊さないようにな。じゃあ」
「お疲れ様です。」
俺は高村宗介。この製薬院で研究をしている。
つい先日、自分のやっていた研究が大きな成果を上げて、上司から褒められた。
しかし、給料は上がらない。これが社会の現実だ。
だが、社内の評価は上がった。さっきの新人みたいにだ。やったぜ。
さて、今日こそは家に帰ってゆっくり寝ますか。
「きゃぁぁぁ」
どこからか悲鳴が聞こえる。なんだろう?
まぁ、関係ないか。
そう思い、家への一歩を踏み出そうとした瞬間、脇腹に衝撃が走った。
「ぐはぁ、」
背中に衝撃が走る。体が熱い。ぼんやりとする目で、逃げる刃物を持った男を見つける。
あぁ、そうか。俺は刺されたのか。
「大丈夫ですか!?」
誰かが必死に電話している。
「救急車呼びましたから。しっかりしてください。」
あぁ、もうダメだ。声がしっかり聞こえない。
意識が朦朧とする。感覚的にこれ以上血を失うと死ぬと分かる。もっとやりたいことがあったのになぁ。
プツリ、俺の意識はそこで途切れた。
<対象への干渉を確認。対象を移動します。>
<エネルギーを変換。スキル"研究"を獲得しまし た。>
<エネルギーの余りを確認。スキル"研究"を進化させます。、、、成功しました。スキル"研究"が"超研究"に進化しました。>
<何者かによる干渉を確認。スキル"天の声"と"言語変換"が付与されました。>
<個体名[高村宗介]を転生させます。>
処女作です。暖かく見守ってください、




