第二話:リータさんと初デート?
すみません!
題名を変更させていただきました。
換金書に記入を済ませリータさんに渡し、麻袋を貰おうとした時、後ろから声をかけられ振り返ってみると巨漢がいた。
「よぉ、久しぶりだなギル坊!」
声を掛けてきたのは俺に武具や武術を教えてくれたレオ・ガントレッドさんだった。
「あぁ、お久しぶりですレオさん」
レオさんはガハハと豪快に笑いながら俺の背中をビシビシと叩いた。
「イタイですよ、やめて下さい!」
鼻が曲がりそうなぐらい口が臭ぇ。
この人、結構呑んでんな。
「あっ、あのギルさんっ!」
「あぁ、すまない…」
「良くないぞぉギルぅ〜!」
口を出してきたのは他の誰でもないレオさんだ。
「誰のせいだと思っているんですか?ハァ〜…」
この人と話していると体を動かしているわけでもないのに毎回疲れてくる…
そんなことよりも、困った顔をしたリータさん可愛いぃぃぃ!
「こちらが、今回の報酬です!」
今回は白金貨一枚と金貨一枚だ。
今日は、豪華な食事が食べれそうだな!
「あ、あの今日一緒に食事でもどうですか?」
リータさんは一瞬迷った様な顔をしたあと口許を緩めて頷いてくれた。
「はい!喜んでご一緒させて戴きます!」
何時に何処に集まるかを決め、着替えるために一旦解散となった。
「早めに出とくかな」
待たせたら悪いから20分程早めに家を出た。
「えっ?リータさん早くね?」
待ち合わせ場所に20分程早く着いたはずなのにリータさんはそこにいた。
「さっきぶりですね!来るの早いですね?」
「ちょっと早めに出ようかと思ったからね」
下見する為なんて口が裂けても言えないなこりゃ…
「ギルドの制服似合いますね!」
「えへへ!ありがとうございます!」
いつも見慣れている筈の制服もプライベートで会って見ると何故か新鮮味があって良い!素晴らしく!
「特に行きたいところが無いんだけど、リータさんは何処か行きたいところある?」
リータさんは迷っているらしく、顎に手を当て考えている様だ。知的なリータさん可愛いなぁ〜!
「そうだ!新しくオープンしたレストランはどうですか?」
「いいですね、案内してもらってもいいですか?」
「もちろん!」
よく分からないけど、リータさんの足取りが軽いような気がしたようなしなかったような。
新しくオープンしたレストランは賑やかで行きつけの料理店と似ていた。
「美味しそうな料理がいっぱいありますね!」
「そうだ、食べたいものを頼んで二人でわけて食べよう!」
「そうですね!」
彼女は納得したらしく鼻歌を歌いながらメニューを覗いていた。
「Oh……」
テーブルの上には数えきれないくらいの料理が並んていた。
「リータさん、こんなに食べられるの?」
「はいっ、もちろん!」
ならいいけどさ…何処にこんな量の食べ物が入るんだろう?
「「いただきます!」」
どの料理も色鮮やかで、とても美味しそうで涎がたれてきそうだった。
「これ美味しいですね!」
リータさんは貝の魔物を食べながらはしゃいでいた。
確かに食べてみると弾力が有り、噛めば噛むほど肉汁が出てきて美味しい。
「程よい弾力とさっぱりとした味付けが良いね!」
次は牛の魔物のステーキを食べてみた。
「柔らかくて美味しいな、今度作ってみるか」
「ギルさんって料理作るんですか?」
「基本なんでも作れるよ」
ダンジョンに入ると長い間出れないから、作れないと、正直言って困るから作るようになったんだよな、確か………あれ、どうだっけ?
時が経つに連れて料理が減っていった。
今は食後のデザートのプリンパフェを食べているところだ。
「ほへぇ〜、しゅごいんでしゅね!」
「そんなことないよ、多分普通だよ?」
デザートを食べながらそんなこんな話していた。アルコールが効いてきたのか、何時もの清楚モードなリータさんが一変して、ダメダメモードに変わった模様。
「リータさん大丈夫?」
「だいじょうぶでしゅよぉ〜ぎるしゃん!」
呂律がまわらない人に言われても説得力がないな………
「リータさんはお酒飲めるけど弱いんですね、ハハハ………」
リータさんはかなりの量のワインを呑んでいたからね、しょうがないかな………
「家に送りますから、場所教えてくだ―――」
「すぅ…すぅ……すぅ……」
言い切ろうとしてリータさんの方を見ると、寝息をたて気持ち良さそうに寝ていた。
「しょうがないな………」
取り敢えず家に帰りリータさんをベッドに寝かし風呂に入ることにした。
「リータさんとの初めての食事うまく(?)いって良かったなぁ!」
お湯に浸かりながらそんなことを呟いた。
風呂を出てソファに座り寝ることにした。
―――登場人物紹介―――
名前:リータ・シェイル
性別:女(人種)
レベル:25/100
MP:1520/9999
HP:1030/9999
職業:ギルド受付嬢
年齢:22歳
身長:165
体重:47
スキル:コミュニケーション能力
速筆
魅了




