あの日の話
頑張るよー
8月某日少し肌寒い日だった。
ある少女が消えた。
証拠も、争った手がかりもなく、消えた。
その日境に一人また一人と消えていった。
これでもう三十二人目だ。
今日は十二歳の男の子が消えた。
噂じゃ、子どもたちを引き寄せる薬があるとか、証拠一つ残さないように丸呑みしたとか、子供を洗脳してるとか…。
そんな噂ばかり回っている。
「おい、あんたここで何してるの〜?」
と晴香
「いやいや、どう見ても飯食ってるだろ!」
と、ニュースを見ながら俺、春樹が言う。
「こんななニュース見てるから、犯人なのかと思ったわけよーwww」
ニヤッと不敵な笑みを浮かべる晴香。
「いや待て!俺達の担当だろう!少しでも情報集めておこうだとか思わないのか⁉」
「えぇ〜めんどいよぉ〜!春樹におまかせwww」
すると、ドアの音がする。
「おー!やってるやってる。毎日やってて飽きないのかねぇ~」
そこに晴香が駆け寄り、
「サイケさん!聞いてよぉー!春樹が犯人なんじゃないか疑惑が出てるんだよぉー!怖いよぉー!ねぇ~春樹くぅん?」
と、またもやニヤッと笑う。
「待てよ!俺は情報集めしてるだけって言ったろ!」
「まあまあ!お前も手伝ってやれよ晴香。」
サイケさん流石だ。
「サイケさんが言うならやるわよ!」
すごく嫌そうな顔したなぁー今ww
「あ、そういえば今日新人が入るぞ〜!」
すると、俺と晴香は…サイケさんの方を見る。
「「はぁ!?」」
「聞いてないぞ」
「聞いてないわよ」
「さすが双子!息ぴったりだ!」
サイケさんはいい人だが唐突だ。
そして、サイケさんが入ってきたドアが、再び開いた
ここまで読んでくださるとは、お優しい(*^^*)