桟橋の昼
掲載日:2026/07/23
深い青空。
刺さるような日差し。
いつのまにか目を細めている。
海辺を行き交う人は多く、肩はぶつかりそうになる。
ゆっくりと桟橋へ向かう。
日差しは強く、肌がヒリヒリとする。
時折、涼しい風が通り抜けていく。
風の行先を追う。
海はただ、きらきらと、ふわふわと、波打っている。
波とともに、桟橋も揺れている。
なんだか、夢の中みたいだ。
フェリーが近づいてきた。
順番で乗り込んでいく。
足元がふらつく。
ガソリンの香りが漂ってくる。
デッキに上がると、遠くの街が見える。
船はゆらゆらと、動き出す。
日差しは強いのに、なぜか心地よかった。




