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アルケオン  作者: れんP
北米編

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169/182

楓の円卓、戦火

この世界には、人の目に見える“異質な存在”がいる。

それは神話でも、空想でもない。

人の想いに触れ、時に人を守り、時に人を遠ざける――

**守護者アルケオン**と呼ばれる存在だ。


彼らは人と同じ姿をしていながら、人ではない。

意思を持ち、感情を抱き、使命を背負って生きている。

だが、生まれた瞬間から強いわけではない。

迷い、怯え、悩みながら、自分の存在理由を探していく。


これは、

忘れられた物から生まれた、ひとりの守護者が

初めて世界と向き合い、

初めて誰かと並んで歩き出す物語。


戦うことだけが、守ることではない。

それでも――

守りたいと願った瞬間から、物語は始まる。

 楓の大樹の下。


 世界中の守護者が集う円卓会議は――

 一瞬で戦場へと変わった。


 


 バキンッ!!!


 


 空間に亀裂が走る。


 


 そして黒い影が落ちてきた。


 


 巨大な翼。

 赤く光る眼。


 


 モスマンだった。


 


「ハハハハハッ!!!」


 


 狂気の笑いが響く。


 


「守護者どもよ!!」


 


「今度こそ駆逐してやる!!!」


 


 次の瞬間。


 


 モスマンの背後の空間から、黒い影が次々と現れた。


 


 異形の兵。


 


 断界同盟の手下たちだった。


 


 数十、いや――百以上。


 


 楓の大地へ降り立つ。


 


 だが。


 


 守護者たちはまったく動じなかった。


 


 むしろ。


 


 楽しそうだった。


 


 ラーレが薙刀を肩に担ぐ。


 


「おいおい」


 


「会議どころじゃねぇな」


 


 ヤグルマギクが笑う。


 


「まぁ、こうなる気はしてたぜ」


 


 サトウカエデがため息をつく。


 


「はぁ……」


 


「せっかくのお茶会だったのに」


 


 ローズが静かに剣を抜いた。


 


「仕方ない」


 


「片付けよう」


 


 ロゼッタもニッと笑う。


 


「星の大剣、久しぶりデス!」


 


 サクラが手を上げた。


 


「みんな!」


 


「モスマンは私と彩葉(いろは)がやる!」


 


「手下はお願い!」


 


 キングプロテアが拳を鳴らす。


 


「任せろ!!」


 


 戦いが始まった。


 


 最初に動いたのは――


 


 ヤグルマギクだった。


 


 頭上。


 


 少女の頭の上にある戦車砲台が動く。


 


「撃てぇ!!」


 


 ドォォォン!!!


 


 砲撃が炸裂する。


 


 敵の群れが吹き飛ぶ。


 


 続いてエーデルワイス。


 


 肩の砲台が展開。


 


 ドドドドド!!!


 


 連続砲撃。


 


 敵が次々と粉砕される。


 


「近づかせない」


 


 冷静な声だった。


 


 空から雨が降る。


 


 だがそれは――


 


 水ではない。


 


 ジュウウウウウ!!


 


 敵の体が溶ける。


 


 イペーが笑う。


 


「酸性雨だよ〜!」


 


 空に広がる毒の雲。


 


 敵が崩れていく。


 


 ロサが弓を引く。


 


 シュッ!!


 


 毒矢が飛ぶ。


 


 敵の首に突き刺さる。


 


 その瞬間。


 


 紫色の毒が広がった。


 


 カトレア・トリアナエも矢を放つ。


 


「逃がさないよ」


 


 毒矢が雨のように降る。


 


 ロゼ・シュジャーが純白の戦斧を振るう。


 


「はぁっ!」


 


 ドガァン!!


 


 一撃で三体の敵を叩き割る。


 


 ムトゥリヴが突っ込む。


 


「物理で十分」


 


 拳。


 


 蹴り。


 


 体術だけで敵を薙ぎ倒していく。


 


 ロータスが指を振る。


 


「毒、行くよ〜」


 


 地面から紫の霧。


 


 敵が次々と倒れる。


 


 シャプラが水の刃を放つ。


 


 スパッ!!


 


 敵が真っ二つになる。


 


 ビアンカ=ヒナギクが石剣を構える。


 


「行くよ」


 


 ガンッ!!


 


 石剣が敵を叩き割る。


 


 オレンジリリーが風の刃を放つ。


 


 エーデルワイスの砲撃と連携し敵を殲滅していく。


 


 キングプロテアが突っ込んだ。


 


「柔道の時間だぁぁぁ!!」


 


 敵を掴む。


 


 ドォン!!


 


 豪快な一本背負い。


 


 地面に叩きつける。


 


 さらに投げる。


 


 次々と敵が宙を舞う。


 


 カラーが手をかざす。


 


「光よ」


 


 閃光。


 


 光の槍が降る。


 


 敵を貫く。


 


 スイレンが静かに言う。


 


「展開」


 


 空中に現れる。


 


 ピラミッド型ユニット。


 


 それが回転する。


 


 次の瞬間。


 


 ビームが発射された。


 


 敵の軍勢が蒸発する。


 


 カモミールが銃を構える。


 


 ガガガガガ!!


 


 機関銃。


 


 ミサイル。


 


 グレネード。


 


 戦場が火の海になる。


 


「戦争なら得意」


 


 牡丹が構えた。


 


「カンフーの時間ネ」


 


 拳。


 


 蹴り。


 


 流れるような動き。


 


 敵を次々と倒していく。


 


 ローズが星の大剣を掲げる。


 


「星よ」


 


 剣が輝く。


 


 巨大な光の斬撃。


 


 ズガァァァン!!!


 


 敵の大軍が消える。


 


 ロゼッタも叫ぶ。


 


「星の大剣!!」


 


 同じく星の斬撃。


 


 敵が消し飛んだ。


 


 ラーレ、アカンサス、マツリカ、ダリア、コーファイ、オオヤマレンゲ、アケイシャ、イトシャジン、ムクゲ、サトウカエデ。


 


 すべての守護者が戦っていた。


 


 楓の大地は完全に戦場だった。


 


 そして。


 


 ついに。


 


 手下の軍勢が――


 


 ほぼ壊滅した。


 


 その光景を見て。


 


 モスマンが笑う。


 


「ほぉ……」


 


「やるではないか」


 


 翼を広げる。


 


 恐ろしい気配。


 


「だが」


 


「本番はここからだ」


 


 その時。


 


 前に出た影が二つ。


 


 


 サクラ。


 


 そして。


 


 彩葉。


 


 


 サクラが刀を構える。


 


「モスマン」


 


「あなたはここで止める」


 


 彩葉も武器を構える。


 


「私も戦います」


 


 モスマンが笑う。


 


「英雄と日本の守護者」


 


「いいだろう」


 


 翼を広げる。


 


 黒い力が空間を震わせる。


 


「まとめて殺してやる」


 


 


 楓の大樹の下。


 


 最後の戦いが始まろうとしていた。


 


 


 サクラ

 彩葉


 


 VS


 


 モスマン


 


 ――戦闘開始。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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