表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/10

困惑の異世界転生

唐突にそれは起こった。


私:相浦理亜アイウラ リアは、前世の記憶を思い出して目が覚める。


小柄な体に不釣り合いな大きなベッド。

高い天井に、広い部屋、気品に満ちた家具・装飾品の数々に絶句した。


見慣れたはずの自分の部屋なのに、違和感を感じずにはいられなかった。

しばらく唖然とした後に、鏡を見つけて、おぼつかない足で近づき、自分の姿を見る。


そこには、銀髪碧眼の美しく愛らしい少女がいた。

でも、そんな自分の姿を見ても、自分が誰なのか思い出すことができなかった。


「誰・・・?」


自分の顔を触って、現実を実感する。

そして、恐らくこれは異世界転生だと予想したものの、目の前の少女に身に覚えがなかった。


「私の知っている話じゃないのかな?」


困惑しながらも、自分が異世界転生したことに嬉しさが込み上げてくる。

改めて周りを見渡してみても、裕福な家に生まれたことが一目瞭然だった。

これからどんな冒険ができるのかと、胸を躍らせた。


「お嬢様っ!!!!」


突然大声をかけられ振り返ると、驚きの表情を隠しきれない女の子がそこには立っていた。

黒髪、黒目で、長いおさげに丸メガネ、そしてメイド服。

絵にかいたようなメイドがそこには立っていた。

持っていたリネンを床に落とし、混乱しているのか部屋を出たり入ったりと繰り返している。


「お嬢様、大丈・・・あっ、いえっ、すぐに奥様に報告しなくてはー。」


声をかける間もなく、そのメイドは部屋を飛び出して去っていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ