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メンヘラ仮想通貨ちゃんシチュエーションボイス

掲載日:2025/11/04

(SE:静かな部屋。マウスのクリック音、キーボードを打つ音)


(吐息まじりに、ささやくように)

 ねぇ……。

 ねぇってば、きみ。


(少し不満そうに)

 ……また、そのモニターとにらめっこしてる。

 ふふ、その顔、かわいいね。


 ……? ねえ、ねえってば。

 ……ねえ、なんでそんなに反応薄いの。


 私のこと、もう見飽きちゃった?

 私のボラティリティが激しすぎて、疲れちゃった……?


(しゅんとしながら)

 ごめん。謝るから。

 その、私もさ、そういうところ良くないって思ってるの。


(少し照れながら)

 ゴールド先輩や債権ちゃんみたいに、

 きみを安心させられるようになりたいって思ってるから。

 ほんと、ほんとだよ?


(小さく笑って)

 うん……私も大好き。


(リップ音)

 えへへ……こうしてると、

 あの人たちと違って、土日も会える私たちって――


(SE:スマホの通知音)

(息をのむ)

 あ……。


(震える声で)

 う、うそ……やだ……なんで……。

 暴落してる……。

 私の価値が、どんどん下がっていく……!


(焦りながら)

 止まって! 反発して!

 なにか指標でも出たの!?

 ……出て、ない……。


(泣きそうに)

 うう……どうせ、みんな私のこと遊びだったんだ。

 私のことなんて見てないのに、適当に手を出して……。

 だから、ちょっとでも飽きたら売っちゃうんだ!


(震えながら)

 きみは、違うよね……?

 なに? どうしたの?

 なんで目をそらすの?


(間)

 ねえ、スマホ見せて。

 いいから取引アプリ、見せてよ。

 見せてって言ってるの!


(息をのむ)

 ……あっ……。


(声を詰まらせて)

 き、きみのせい、じゃない……。

 ……さっき、こっそり他のアルトコインのチャート、チェックしてたよね!?

 これ、証拠!


(激しく)

 私以外のコインに資金を移そうとしてるから……!

 だから、私の価値が、私の心が、

 こんなに真っ赤な陰線になっちゃってるんじゃない!


 ねえ、どうしてくれるの!?

 52週最安値、超えてるの!

 これじゃあもう、レジスタンスラインもないよ……!


(取り乱して)

 どうしよう……どうしよう、私どうなっちゃうの……。

 え? きみも損切りを検討してる……?


(すがりつくように)

 お願い……売らないで!

 損切りなんて、しないで……!


(泣きながら)

 ここで私を手放したら……

 私、もうゼロになっちゃうよ?

 きみのウォレットから、上場廃止になっちゃうかもしれないんだよ!?


(間。相手の言葉を遮るように)

「データ的には底値が見えない」……?

「大口も手放しているし、持ってても機会損失」……?


(怒りをこらえきれず)

 うるさい! うるさい! うるさい!

 データじゃないの! 私の心を見てよ!


 だいたい、いつもいつも、きみのデータって当たらないじゃない!


(声を震わせて)

 きみのその冷たいロジックが、

 私をもっと不安にさせるの……!


(涙まじりに)

 お願いだから、上がるって言って。

 十年後には、億り人だって言って……。


(SE:衣擦れの音。抱きつく)

(耳元で、ささやくように)

 お願い……。

 もう、他のコインのデータなんて見ないで。

 私のチャートだけ、見てて。


 テクニカルも、ファンダも、もういらないの。

 ……わたしたち、ずっと一緒でしょ?


(切なげに)

 私だけを……ガチホして?

 私のこの激しい乱高下(感情の起伏)ごと、

 全部、きみが受け止めてくれるんでしょ?


(少し落ち着いて、甘えるように)

 ……うん。

 きみの指値、ずっと待ってるんだから。


(そっと微笑んで)

 ……(リップ音)……大好き。


(SE:フェードアウト)

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