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陶酔鏡

作者: 雨露

少女の思い、絶望、この世に対すること、そして自分に対すること、それを書き連ねていく

誰に話しかけているか分からないが、今までやってきたゲームや本の影響で心の中で独り言を言うようになった、まあ、どうせ誰にも知られないんだから何を言っても良いだろう。去年の春、私はめでたく中学生になり、ここ藤野中に入学した、当初は塾に通い勉強一筋だったが帰りの道にかすかに漏れ出る「ふるさと」のメロディーに惹かれ吹奏楽部に入った。正直後悔しか無い、1カ月遅れで入った私はなんとか馴染もうと必死になり、いつの間にかイジられキャラとしての立場が確立された、まあなんやかんやで友達もでき、みんな私を好いてくれているとは思う(少なくとも嫌われてはいないと願いたい)ネットに触れてきたせいか私は感傷的になりやすい傾向にあるらしい、すぐに落ち込み神に懺悔し、もう死にたいとまで思うそうだ、まあ、なんと堕落で能天気なことか、これは診断されていないだけである一種の躁鬱のようなものではないのか、こんな事を言うと本当に苦しんでいる方達に失礼だ。動画サイトでも暗い曲ばかり聴いているのはきっと、心のそこで鬱々とした気持ちを抱いている私に波長が合うのだろう。落ち込んでいるときは先生に少し注意されただけで胸が苦しくなって涙が止まらなくなりそうになる。そのたびに私は必死に堪える、とりあえずバレたことはない。最近は人前で涙を流すことが少なくなっている、これはまずいことだ、もっと人に自分をさらけ出せば良いものを心の内に秘め、人前で泣くことすらできなくなっているのだ。


楽器の才能がある人がコンテストで代表になった。対して、私は大した努力もせずに身の丈に合わない理想だけ抱いて結果を見て当然だと思いながら、悔しがる、悲しむ、まったくこんな自分が大嫌いだ。才能のある人を代表になった関連でいじっていたら先生に注意された、辛かった、泣きそうになった、まあ、全て自分か悪いのだと分かっているのだが、いや、半泣きだあくびをしたことにして誤魔化したが多分バレていた。私は辛くなったとき自分の首にロープがかかり吊られるという想像をする。そうすればどん底まで堕ちた末に気持ちは整理されず、それを抱えながら日々を暮らしていく、まあ、人間は誰しも絶望、喜び、楽しさ、怒り、悲しみ、様々な感情という制御装置を心とかいう何者かに制御されながら生きていく。そういうものなのだろう。


天才を「天才」と呼称するのはふさわしく無いと思うが天才という以外にそのような存在を呼ぶ語彙は持ち合わせていないのでそう呼んでいるが実際は、凄い、良く頑張った、貴方の努力のおかげだ、などという言葉を選び、伝えるのが良いのだろうだがそこまでの苦労をして伝えるほどのこととも思えないから私は天才という言葉を使う。

ふと、私はみんなにどう見えているのだろうそう思うことがある。もし私が他人の心の内をしれたらそう想像することもあるが、よく考えてそれはそれで絶対に嫌だと思う、まあ結局全ては人間の我が儘で出来ているのだ。

私はこの世界に絶望もしているし、LEDのライトよりも明るい希望を抱いている、「きっと未来は良くなっている!!」何も考えていなどいない中身のない空っぽのそういう希望だ、でも希望すらも持たなくてはただの動く屍だ、日々に絶望し、死んだように生きる、そんなふうに生きるくらいなら私は中身のない希望が欲しい。ただそれだけのことだ、私は自分が大嫌いで、周りの私を大切に思ってくれている人達も嫌いになることがある。1人になりたい、そんなことは叶わない、だからこそ絶望する、それでいい、私はそうやって何度も何度も絶望し這い上がってきたそれが私だ。これからもそうだだからみんなも何もなくても生きていこう。日々生きて何かを見て発見するそれだけでいい。そうして明日への朝日が昇るのだ。

拙い文章を読んでいただきありがとうございます。もしこの文で共感や気持ちが落ち着いたのならとても嬉しいです。そうでなくても読んでいただいただけでも嬉しいです。どうぞこれからもお願いします。

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