表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

第5章 悪と正義

沖縄にたどり着いた戦士たち……


ピーマン

「あそこの建物にどくろのマークがあるじゃないですか。あれは間違いなくボヤディの秘密基地です」


秘密基地の中……


ボヤディ

「やあ~全国の人妻ファンの皆さん、ボヤディですよ~。実は僕ちゃんここで悪い事をするために、ロボットを作っていたんだけども、ちょっと油断した隙に元ヒーローのサルに持っていかれちゃったのよ~まったく、あの猿、最初から僕ちゃんのロボットが狙いだったんだわ」


謎の男

「気を感じる……6人か……しかもその中の二人はピーマンの気だ……」


ボヤディ

「なに!あいつらがここへ!」


そう言って、二人は外に出た。


ピーマン

「ボヤディ、おとなしく縄につけ、そして、アイツの居場所を教えるんだ」


ボヤディ

「いやだよ~だ」


キビヤン

「1号はん、あれ、ヤッターブラはんでっせ」


ピーマン

「ほ、ほんとだ!ヤッターブラ、君まで裏切ったのかい」


シロ

「誰だよそのヤッターブラブラって」


ピーマン

「ヤッターブラ、彼も僕らと同じヒーロー星出身のヒーローです。ヒーロー星の中でも一番正義感の強い男でした。なのに何故?」


ヤッターブラ

「ヒーローなんてやっていても何の特にもならない。それどころか、お前らの仲間の2号をあんなふうにした。お前たちのほうこそ、いつまでもアイツの言う事を聞いているつもりだ」


シロ

「アイツ?」


ピーマン

「僕らの星の王、バードシン様です。僕らが粛清するよう命令されたのは、僕らピーマンの2号、通称ブーベーです。僕らの星では自分がヒーローだという事を仲間以外に知られてはいけない掟なんです。でも、数日前、ブーベーはある星で事件を解決した後、休憩しようとマスクを取り、そのときに一般人に姿を見られてしまいました。」


シロ

「で、掟を破ったものはどうなるんだ?」


ピーマン

「バードシン様によって、動物に姿を変えられてしまうのです。ブーベーは猿に変えられました。兵士たちがその後、マスクとマントを奪おうとした瞬間に、ブーベーはそのまま脱走、ついに王から謀反者として粛清するように僕らは命令され、ブーベーを探していたのです」


ボヤディ

「ピーマン、どうだ。お前たちも僕ちゃんの仲間にならないか。ヤッターブラもブーベーも僕ちゃんの仲間になると自ら言ってきたのだよ。もっとも、ブーベーは僕ちゃんのロボットを盗むために仲間になったふりをしていたようだが」


ピーマン

「ブーベーはどこへ行った?」


ボヤディ

「そんなこと僕ちゃんが知りたいよ。僕ちゃんのロボット、マジンZを盗んだんだから」


キビヤン

「とりあえず、あんさんだけでも捕まえさせてもらうで~」


ボヤ

「ヤッターブラ、やっておしまい」


ピーマン

「ヤッターブラ……いいだろう……僕が相手だ」


ヤッター

「面白い!くらえメカ爆弾」


ボヤディ

「説明しよう。メカ爆弾とは、爆弾の事である」


「ただの爆弾でいいじゃん」


ボヤディ

「ヤッターブラのメカ爆弾がピーマンに直撃。果たして、ピーマンは彼を倒せるのか。そして、ブーベーは何をしようとしているのか。ピーマンたちは宇宙を救えるのか」


「なに!ドラ○ンボールみたいなナレーションをやっているんだ。モデルのアニメキャラとドラ○ンボールのナレーションの人が同じ声優さんだからって」


ヤッターブラ

「どうした!なぜかかってこない」


ピーマン

「君やブーベー、他に裏切ったヒーローたちの気持ちは分かる。でも……でも、僕らはヒーロー何だ!それがヒーローとして生まれた僕たちの使命……」


ヤッター

「……」


ヤッターブラの動きが一瞬止まった。


だが、再びピーマンめがけて、爆弾を投げようとした。

そのとき、ピーマンを守ろうと、シロがピーマンの盾となろうとした。


シロ

「知っているか!この世には悪魔から正義の味方になった奴がいることを……てめ~はただ、正体がばれ動物にされるのを恐れている臆病者だ。そんな奴は最初からヒーローなんかじゃね~」


ヤッター

「くっ……」


シロ

「てめ~が動物になろうが、悪になろうが俺の知った事じゃない。だが、そんなお前をこいつらはヒーローだと今だに思っている。仲間だと思っているんだよ。だから手を出さないんだ。お前に助けられた奴らが、今のお前の姿を見たらどう思うだろう……」


ヤッターブラの動きが完全に止まった。


ボヤディ

「何をしている。早くこいつらを殺せ!」


ヤッターブラは拳を強く握り締め、下を向いたまま動こうとはしなかった。


ボヤ

「おい、この役立たず。お前なんかヒーローどころか、悪役にもなれない最低男だよ」


ヤッター

「悪役になれないか……そうさ……俺は悪役じゃね~!正義の味方ヤッターブラだ!」


そう言って、爆弾をボヤディに向けて投げた。


チュドーン!!

と音が響き、ボヤディは瀕死の状態となった。


ヤッターブラ

「ピーマン、俺は裏切り者だ。覚悟は出来ている。その手で俺を」


シロ

「裏切り者?そんな奴はいね~、お前はアイツを逮捕するために侵入捜査をしていただけだろ!なあ、ピーマン」


ピーマン

「え?う、うん、そんだよ。君のおかげでボヤディを逮捕する事ができたんだ。裏切り者なんてここにはいなかった」


ヤッター

「す、すまない……それより急いで、ヒーロー星に戻れ、ブーベーはボヤディの作ったロボットでヒーロー星を消滅させる気だ」


ピーマン

「なんだって!」


ズラ

「テロなんかやったら、関係のないものが巻き添えをくう……ちくしょう、テロリストめ!」


「アンタも前はテロリストでしょうが」


生時

「聞こえるか!ボヤディ!オラ、ベズーラと戦うことにした。誰もいない場所に変えろ~!」


「何言っているんですか。あの人」


シロ

「ほっとけ」


ズラ

「な、何!ま、負けんぞ……こうなったら、虎乃心、ママを大切にな……」


「どうしましょうあの二人……」


シロ

「あの二人はお前に任せた」


「ちょっと……僕一人じゃ」


シロ

「俺はあいつらと、ヒーロー星に行ってヒーローになってくる」


「で、でも……」


シロ

「今度の敵はかなり厄介だ!出来る事なら、話し合いで解決したい……でももし俺に何かあったら、この地球を守るのはお前だ!」


ピーマン

「今キビヤンが僕らの宇宙船を取りに行っています」


シロ

「頼んだぜ!」


しばらくしてピーマンの宇宙船が現れた。

シロはピーマンと一緒に宇宙船に乗り、ヒーロー星へと向かった。

果たしてブーベーのテロ行為を阻止できるのか?





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ